みえるもののむこう Beyond the Visible

O_s 三嶽伊紗

三嶽伊紗《イロ》2010年 アクリル樹脂、蛍光塗料 Photo:米津光

「みえるもののむこう」ということは、「みえないもの」になるのでしょうか。または、みえるもののむこうには視覚にはみえなくても感じられるものがあるということでしょうか。ある人は、自分と向き合っているものにはノイズが多かったり、自分を圧迫するものだったりするので、本質をつかもうとするには見えるものの向こう側をみるようにするのだそうです。

一之瀬ちひろ「きみのせかいをつつむひかり(あるいは国家)
について」より[#0021]2019年 発色現像方式印画、紙

それには訓練も必要でしょうし、日常のなかではなかなか簡単に出来ることではないかもしれませんが、みえないものを見えるかたちにするのがアートの特徴のひとつだとすれば、今わたしたちと同じ時代を生きるアーティストの力を借りて、それに近づくことが、あるいは日常にまみれて削ぎ落してしまったものに気づくことが出来るかもしれません。

津上みゆき《View, a nightingale singing, 11:55am 2 Mar 2019》
2019年 アクリル、カンヴァス Photo:山本糾

出品作家は、5人の女性の現代美術家で、絵画、写真、インスタレーション、映像、ダンスなど多様な分野で活躍する、一之瀬ちひろ(1975- )、酒井幸菜(ゆきな)(1985- )、白石由子(ゆうこ)(1956- )、津上みゆき(1973- )、三嶽(みたけ)伊紗(1956- )です。

酒井幸菜 ダンスパフォーマンス「In the Wind」
神奈川県立近代美術館 鎌倉、2010年 Photo:相川健一

葉山の自然に囲まれた美術館の内と外を体感し、場の特性に呼応したサイトスペシフィックな新作や、初公開の作品でそれぞれの展示空間を構成したということですから、彼女たちの想像力と創造力で「みえるもののむこう」を体で感じてみたいと思います。

白石由子《Three Stars》1997年
油彩、カンヴァス Courtesy:横田茂ギャラリー

[同時開催] 柚木沙弥郎の「鳥獣戯画」
染色家・柚木沙弥郎(1922- )のコレクションを中心に、新作「鳥獣戯画」をはじめ近年の型染布や絵本原画などを展示しています。

神奈川県立近代美術館 葉山ホームページ

開始日2019/07/13
終了日2019/09/08
エリア指定なし
時間午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休日休館日 : 月曜日(7月15日、8月12日は開館)
その他備考観覧料 : 一般600円/20歳未満・学生450円/65歳以上300円/高校生100円
セット割:「柚木沙弥郎の『鳥獣戯画』」との同時購入で、一般および20歳未満・学生の観覧券がセットで100円引になります。
開催場所神奈川県立近代美術館 葉山 展示室2・3
アクセス〒240-0111 

神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1

電話:046-875-2800(代表)
・JR横須賀線
JR横須賀線「逗子」駅前(3番のりば)から京浜急行バス「逗11、12系統(海岸回り)」に乗車し、「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」で下車(所要時間約20分)。
・京浜急行
京浜急行「新逗子」駅前(南口2番のりば)から京浜急行バス「逗11、12系統(海岸回り)」に乗車し、「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」で下車(所要時間約18分)。
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/hayama/visit/access