モネ それからの100年 MONET’S LEGACY

01 (3)sクロード・モネ 《睡蓮》

クロード・モネ 《睡蓮》1906年 油彩、キャンヴァス
81.0×92.0cm 吉野石膏株式会社(山形美術館に寄託)

日本人が、いえ世界中の人々が愛してやまないモネ。日本でもこれまで何度の展覧会があったことでしょう。多くの方が2度、3度と実物を目にし、そしてその度、敬愛の念を深められたと思います。

今回のモネ展は、モネと現代美術の間を結ぶ企画となっています。モネの観る人を魅了するやわらかな色彩、ゆらめく光や空気だけでなく、それは印象派という美術上の大きな流れとなったことは誰もが知るところです。モネが大作《睡蓮》からこれまでの約100年間にわたり、様々なアーティストたちを魅了し、影響し続け、引き継がれているというのは、少々意外な感じもしたのですが、今回の展示で、これまでの観る立場とは違った新しい視点でモネ作品と現代美術作品を観ることができました。現代美術家のインタビューからは、表現者もそれぞれ多様にモネを受け入れていることが感じられ、もしモネがいなかったら、わたしたちが現在目にする同時代のアーティストによる作品はどのようになっていたのだろうか、と思わざるをえません。

クロード・モネ 《ヴィレの風景》 1883年 油彩、キャンヴァス
60.3×78.8cm 個人蔵 ©Christie’s Images / Bridgeman Images

《睡蓮》の連作にため息をつくだけでなく、現代美術を通してモネを考え、感じて、その偉大さ、美術史的な価値にあらためて気づかされます。わたしたちがなぜモネを愛するのか、思ってみなかった答えが見つかるかもしれません。

テーマ別に章立てられています。それぞれの章の出品作家です。「III モネへのオマージュ」はアーティストによってモネ作品が直接的に参照されて制作された作品で、この章のみモネ作品を含みません。

「え、あの作家の作品がモネに関係するの?」と思われた方は、ぜひ実際の展示をご覧になってみてください。

クロード・モネ 《霧の中の太陽》 1904年 油彩、キャンヴァス
71.0×91.5cm 個人蔵

Ⅰ 新しい絵画へ ― 立ちあがる色彩と筆触

クロード・モネ、ジョアン・ミッチェル、ウィレム・デ・クーニング、中西夏之、堂本尚郎、ルイ・カーヌ、岡﨑乾二郎、湯浅克俊、丸山直文

丸山直文 《puddle in the woods 5》2010年 アクリル、綿布
227.3×181.8cm 作家蔵 ©Naofumi Maruyama, Courtesy of ShugoArts

II 形なきものへの眼差し ― 光、大気、水

クロード・モネ、アルフレッド・スティーグリッツ、エドワード・スタイケン、マーク・ロスコ、モーリス・ルイス、水野勝規、ゲルハルト・リヒター、松本陽子、根岸芳郎、丸山直文

ゲルハルト・リヒター 《アブストラクト・ペインティング(CR845-8)》
1997年 油彩、アルディボンド板 100.0×90.0cm 金沢21世紀美術館
撮影:木奥惠三 画像提供:金沢21世紀美術館 ©Gerhard Richter 2018(0005)

Ⅲ モネへのオマージュ ― さまざまな「引用」のかたち

ロイ・リキテンスタイン、ルイ・カーヌ、平松礼二、堂本尚郎、湯浅克俊、児玉麻緒、水野勝規、福田美蘭

Ⅳ フレームを越えて ― 拡張するイメージと空間

クロード・モネ、ジャン=ポール・リオペル、サム・フランシス、アンディ・ウォーホル、鈴木理策、福田美蘭、松本陽子、小野耕石、児玉靖枝

鈴木理策 《水鏡 14, WM-77》(左)《水鏡 14, WM-79》(右)
2014年 発色現像方式印画 各120.0×155.0cm 作家蔵
©Risaku Suzuki, Courtesy of Taka Ishii Gallery

 

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開始日2018/07/14
終了日2018/09/24
エリア神奈川県
時間10時~18時
2018年8月10日(金)、17日(金)、24日(金)、31日(金)、9月14日(金)、15日(土)、21日(金)、22日(土)は、20時30分まで
*入館は閉館の30分前まで
休日木曜日。8月16日は開館 
その他備考一般 1,600円/ 大学・高校生 1,200円/ 中学生 600円/ 小学生以下 無料/ 65歳以上 1,500円(要証明書、美術館券売所でのみ販売)
*毎週土曜日は高校生以下無料(要生徒手帳、学生証)
*障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
*観覧当日に限り本展の観覧券で「横浜美術館コレクション展」も観覧可
開催場所横浜美術館
アクセス〒220-0012 
神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目4番1号
TEL:045-221-0300(代表)
・みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅〈3番出口〉から、マークイズみなとみらい〈グランドガレリア〉経由徒歩3分、または〈マークイズ連絡口〉(10時~)から徒歩5分。
・JR(京浜東北・根岸線)・横浜市営地下鉄「桜木町」駅から〈動く歩道〉を利用、徒歩10分。
https://yokohama.art.museum/visit/access.html