第7回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展

浅見貴子

〈大賞〉 浅見 貴子 《桜木影向図》 2015年

日経日本画大賞展が上野の森美術館で5月18日(金)から28日(月)まで開催されています。

21世紀の美術界を担う気鋭の日本画家を表彰する制度として日本経済新聞社が創設した「東山魁夷記念 日経日本画大賞」の7回目です。日本画壇の巨匠・故東山魁夷画伯が遺した功績を称えるとともに、これまで受け継がれてきた日本画の世界を後世に伝えることと、日々研鑚を積んでいる日本画家の仕事を客観的に評価し、次代をリードする画家の発掘を目的としているとのことです。

選考は全国の美術館学芸員、大学教授、研究者、評論家の方々から55作家55作品を推薦されたものを、その後6名の選考委員の方々が厳正に選考し、全24作品が入選となりました。そして4時間以上に及んだ最終選考で浅見貴子(あざみたかこ)さんの「桜木影向図(さくらぎようごうず)」が大賞に選出されました。

満55歳以下の画家が選考の対象となっていますが、私の印象としては20代30代の画家が多いように見受けられました。日本画の世界は正に次代に引き継がれ、また新しい世界が広がっている感じがしました。

評者の一人が作品群を見て、新しい時代の始まりなのか、日本画としてのの範疇はどうなのか、あるいは日本画というより日本の絵画としての発展なのか、とそのようなことをおっしゃっていました。作品をみるかぎり、日本画の概念が変わる気がします。どの作品も力強く、前衛的ともいえたり、古典の解釈が現代風だったりと一つ一つの作品を面白く感じます。

期間が短いので是非はやばやと足を運んで、日本画の継続、革新を感じてください。

浅見 貴子  「桜木影向図」
青木 香保里 「境界XI、境界XII」
蒼野 甘夏  「伊邪那岐 鬼払図、伊邪那美 月読図」
浅野 友理子 「女将の薬酒」
荒井 経   「樹象 二」
泉  桐子  「箱庭療法」
イトウ マリ 「欲望の根源『溢れ出す欲望の根源』」
及川 聡子  「曹洞宗長泉寺 大書院 襖絵『水焔図 玄』『水焔図 白』」
加藤 良造  「三境図」
金子 富之  「高龗」
木島 孝文  「A.R.#994 “Veronica” わらう獣、山羊と花」
佐藤 真美  「光の脈」
椎名 絢   「宿・中庭」
田中 武   「斉唱-神7の唄」
谷保 玲奈  「ウブスナ」
長澤 耕平  「ある都市の肖像」
中澤 美和  「環る景色」
伴戸 玲伊子 「流水譚」
土方 朋子  「かへりゆく」
松平 莉奈  「菌菌先生」
森  美樹  「声」
山本 太郎  「熊本ものがたりの屛風」
山本 雄教  「One coin people-15480円の人々-」

主催者ホームページ

開始日2018/05/18
終了日2018/05/28
エリア東京都
時間開館時間:午前10時ー午後5時(入館は閉館の30分前まで)
休日会期中無休
その他備考入館料 一般500円、大学生300円、高校生以下無料
開催場所上野の森美術館
アクセス〒110‐0007 東京都台東区上野公園1-2
JR 上野駅 公園口より徒歩3分
東京メトロ・京成電鉄 上野駅より徒歩5分
http://www.ueno-mori.org/about/