三井家のおひなさま 特集展示 三井家と能

1 内裏雛 三世大木平蔵製 1895

「内裏雛」三世大木平藏製 明治28 年(1895)三井記念美術館蔵

「三井家のおひなさま」を見に日本橋にある三井記念美術館に行ってきました。

さすがに大家が所蔵していたおひなさまの数々は、それぞれが豪華で、その時代の贅を尽くし、工芸の極みの作品です。愛らしくかつ美しい人形や調度品が所狭しと並び、勢ぞろいしている様は、優雅でため息がでます。特集展示の「三井家と能」も興味深く、戦前までは三井家のような家々が伝統芸能を愛し、かつ保護・振興に尽力していたのだと思われます。

冒頭写真の「内裏雛」は、北三井家十代・三井高棟(たかみね)夫人、苞子(もとこ)(1869-1946)の所蔵していたものです。 古来より公家や武家などでもおこなわれていた「お印」は、自分の持ち物を他の人のものと区別するため、名前の代わりに漢字、1、2文字の「符丁」を調度品などにつけるものです。苞子のお印は巴印。

「梅鉢紋・違鷹羽紋蒔絵雛道具(鏡立・鏡箱)」江戸時代・19世紀
三井記念美術館蔵

次の写真は小蝶印を持つ北三井家十一代・三井高公夫人の銀子(としこ)(1901-1976)所蔵のおひなさまです。

「次郎左衛門雛」二代永德齋製 明治〜大正時代・20世紀
三井記念美術館蔵

そして永(えい)印は北三井家十一代高公の長女、浅野久子(ひさこ)氏のお印です。

「内裏雛(女雛)」五世大木平藏製 昭和9 年(1934)
三井記念美術館蔵

「内裏雛」明治28年(1895)五世大木平藏製 昭和9 年(1934)
三井記念美術館蔵

最後は珠(たま)印の三井興子(おきこ)、伊皿子三井家九代高長(たかひさ)夫人所蔵の内裏雛です。

「内裏雛」四世大木平藏製 明治33年(1900)三井記念美術館

下に掲げた写真は特集展示の「三井家と能」に出展されている能衣装です。明治時代につくられた重厚な織物で、100年以上たっていても目も鮮やかな色を保っています。

「紅地網目蝶罌粟模様厚板唐織」 明治時代 三井記念美術館

三井家の夫人やお嬢さまたちが大切にしてきたひな人形やお道具で春を感じ、寒い冬もようやく出口が近くなっていることを実感しました。

三井記念美術館HP

開始日2018/02/10
終了日2018/04/08
エリア東京都
時間午前10時ー午後5時。入館は午後4時30分まで
休日月曜日、2月25日(日)。但し2月12日(月)、2月26日(月)は開館。
その他備考一般 1,000円、大学・高校生 500円、中学生以下 無料。
開催場所三井記念美術館
アクセス〒103‐0022 東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7階
☎ 03‐5777‐8600(ハローダイヤル)
入口は日本橋三井タワー1階アトリウムです。
・無料巡回バス「メトロリンク」 「三井記念美術館」徒歩1分
・東京メトロ銀座線 三越前駅【A7出口】より徒歩1分
・東京メトロ半蔵門線 三越前駅徒歩3分【A7出口】へ
・東京メトロ銀座線・東西線 日本橋駅【B9出口】より徒歩4分
・都営浅草線 日本橋駅徒歩6分【B9出口】へ
・JR東京駅【日本橋口】より徒歩7分
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・JR総武快速線 新日本橋駅より徒歩4分
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