三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館 Atsuhiko Misawa’s Animal House: House of Enigmas

7s三沢厚彦 Atsuhiko Misawa/ Animal 2006-08/撮影:内田芳孝 西村画廊蔵

三沢厚彦/Animal 2006-08/撮影:内田芳孝 西村画廊蔵/樟に彩色

動物を実物の大きさで木彫制作する三沢厚彦。動物が実物大であることよりも、その夢をみているような、あるいは人を食ったようなとぼけた表情や、鈍くさそうな身体は、野生から遠ざかり人間社会を映しているようで、思わず吹いてしまったり、ぎくりとしたり、話しかけたくなるような親しみを感じます。

三沢厚彦/Animal 2016-01/撮影:渡邉郁弘/樟に彩色

人気の高い三沢作品はこれまでもギャラリーのみならず、数々の展覧会に出品されていますが、美術館での個展、かつアニマルハウスというタイトルから、動物園のように三沢アニマルでいっぱいに囲まれたらワクワクで。。。

「アニマルハウス」とは、松濤美術館が独自のデザインを持つ私邸風の建物であることから、作家の三沢厚彦さんが主人となり、ゲストに画家の小林正人さん、先輩彫刻家の舟越桂さん、会場構成も担当した画家の杉戸洋さん(10月9日まで東京都美術館で開催されていた「とんぼ と のりしろ」展)、そして写真家の浅田政志さんを加えて、それぞれの作品もあり、共同制作の作品もあり、と主人とゲストが展開する謎の館で、会期を通じて動いていく展覧会となっていました。

舟越桂 /言葉をつかむ手/2004/撮影:岩根悠樹/楠に彩色、大理石

小林正人/Unnamed #56/2016/油彩、カンヴァス、木枠

杉戸洋/untitled/2014/油彩、カンヴァス

展示室入り口の壁には浅田政志さんによる作家たちの怪しげな写真がかかっています。展示室内は主人とゲストの関係を示すような作品や、ゲストによる作品、ゲスト同士の制作現場もあり、何が行われるのか、確かに「謎」です。

三沢厚彦/Bird 2013-01/撮影:加藤健 /樟に彩色

もちろん三沢アニマルもたくさん登場しています。アニマルたちは館の住人らしく、館を訪れる一見の人間を、つまり鑑賞者を、いぶかしげに微妙な距離感をもって見つめています。

三沢厚彦/Animal 2005-01/撮影:内田芳孝/樟に彩色

この美術館の展示室で、夜になったら何がおこるのか、ジョージ・オーウェルの『アニマル・ファーム』のように動物たちがカイギをしたりしているのでは、と思わずにいられません。『アニマル・ファーム』では、動物たちが主人を追い出し、農場を自治し、自由を手にいれたかのようですが、この館ではひょっとして・・・?

三沢厚彦/Animal 2004-04/撮影:内田芳孝 /樟に彩色

大人も子供も好きな三沢アニマルたちは、いろいろな想像を受け入れてくれると思います。お友達、お子さんと一緒に、アニマルハウスで何が行われているかのぞいてみてください。

会期中主人とゲストによって多様なイベントが開かれています。

詳しくは美術館ホームページで。

三沢厚彦、舟越桂、小林正人、杉戸洋、浅田政志 with Animals/
2017 Photographs by Masashi Asada

開始日2017/10/7
終了日2017/11/26
エリア東京都
時間午前10時~午後6時(金曜のみ午後8時まで)
休日休館日 10月10日(火)、16日(月)、23日(月)、30日(月)、11月6日(月)、13日(月)、20日(月)
その他備考入館料 一般500円(400円)、大学生400円(320円)、 高校生・60歳以上250円(200円)、小中学生100円(80円)
 ※( )内は団体10名以上及び渋谷区民の入館料
 ※土・日曜日、祝休日は小中学生無料
 ※毎週金曜日は渋谷区民無料
 ※障がい者及び付添の方1名は無料
開催場所渋谷区立松濤美術館
アクセス〒150-0046
東京都渋谷区松濤2-14-14
TEL:03-3465-9421
京王井の頭線 神泉駅下車 徒歩5分
JR・東急電鉄・東京メトロ 渋谷駅下車 徒歩15分
http://www.shoto-museum.jp/access/