【太湯雅晴】Project for the Bright Future

20170809_ネオン管_03

ヨコハマトリエンナーレ開催期間にあわせたミュージアムショップで作品を展示しています。

「明るい未来」と記したネオン管と、その元となった標語を創案した大沼勇治氏にインタビューした映像作品の二本立てのプロジェクトです。

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このプロジェクトは、2011年3月に発生した東日本大震災とそれに起因する福島第一原子力発電所の事故をモチーフに制作を始めた。「明るい未来」とは、もともとは「原子力 明るい未来の エネルギー」という、今からおよそ30年前に考案された標語をオリジナルにしている。標語は福島第一原子力発電所の所在する双葉町の入り口に掲げられ、町に来る人々を迎えた。

今回はその標語の全てではなく、標語の前後を廃し「明るい未来」 だけを提示している。それによって言葉の意味が抽象化し、社会問題だけではなく、個人的なレベルでも捉え直すことが可能だろう。また、「明るい未来」と一緒に、件の標語を小学校の課題で制作したという大沼勇治氏にインタビューし、震災後の目線を通して見る標語にまつわる話と、震災後初めての一時帰宅の折に大沼氏本人が記録した現場の様子を交互に映す。

見た目の印象の強さ故に誤解を生むが 、このプロジェクトは原発の賛否を問いたいわけではない。私の興味は双葉町の入口に掲げられていた標語看板(看板は2016年1月までに撤去された)の多分に日本的な来歴とそれに対する人々の反応の多様性にある。このプロジェクトは標語看板を巡ってなされる様々な政治的振る舞いを如何に記録し可視化し得るかを試みるものである。

(太湯雅晴)

開始日2017/08/21
終了日2017/11/05
エリア神奈川県
時間11時~19時
休日休館日はヨコハマトリエンナーレに準じる
その他備考ヨコトリセット券ご持参の方は無料(お持ちでない方でも200円で入場できます)
開催場所creative Shop & Gallery 北仲COOP(仮設北仲 BRICK)
アクセス横浜市中区北仲通 5-25-1
045-663-5506
http://www.kitanakacoop.jp
https://m.facebook.com/kitanakacoop/