N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅

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N・S・ハルシャ《私たちは来て、私たちは食べ、私たちは眠る》(部分)1999-2001年
合成樹脂絵具、キャンバス 172.1 x 289.3 cm、169.7 x 288.5 cm、172.2 x 289.2 cm
所蔵:クイーンズランド州立美術館、ブリスベン

N・S・ハルシャは1969年、南インドの古都マイスールに生まれ、現在も同地に在住し活動しています。インドの現代アートは近年の急速な経済成長や都市化とともに、国際的な注目を浴びていますが、N・S・ハルシャもこの10年間、世界各地で開催される国際展に数多く参加し、作品を発表しています。その一方で、南インドの伝統文化や自然環境、日々の生活における人間と動植物との関係など、自らを取り巻く「生」と真摯に向き合いながら、独自の立ち位置を確立してきた作家でもあります。

N・S・ハルシャの初のミッド・キャリア・レトロスペクティブとなる本展では、1995年以降の主要な作品を網羅しながら、現実世界の不条理、具象と抽象、イメージの繰返しなど、彼の実践に一貫して見られる関心を掘り下げます。森美術館では、これまでも中国、アフリカ、インド、中東など成長目覚ましい地域の現代アートの現状を「地域展」として紹介しつつ、アジアを中心に国内外の中堅作家の個展も合わせて開催していますが、本展はこの個展シリーズのひとつに位置づけられます。

N・S・ハルシャ《レフトオーバーズ(残り物)》(部分)2008年
展示風景:「レフトオーバーズ」銀座メゾンエルメス フォーラム、東京、2008年
© Nacása & Partners Inc. Courtesy: Fondation d’entreprise Hermès

<N・S・ハルシャについて>
1969年、インド南部、カルナータカ州マイスール生まれ。現在もマイスールを拠点に活動。1995年、ヴァドーダラーのマハーラージャ・サヤラジオ(MS)大学絵画修士課程修了。ドイツ学術交流(DAAD)奨学金(2012年)を受ける。また、アルテス・ムンディ大賞(2008年)などを受賞。コーチ=ムジリス・ビエンナーレ(インド、2014年)、モスクワ現代美術ビエンナーレ(2013年)、堂島リバービエンナーレ(大阪、2013年)、アデレード・フェスティバル(オーストラリア、2012年)、横浜トリエンナーレ(2011年)、サンパウロ・ビエンナーレ(ブラジル、2010年)などを含む多数の国際展に参加、また2009年にロンドンの国際美術研究所(INIVA)、2008年に東京の銀座メゾンエルメスフォーラムにてそれぞれ個展を開催。他、インド現代美術を包括的に紹介した大型国際巡回展「インディアン・ハイウェイ」(2008年、ロンドン、サーペンタイン・ギャラリー/2012年まで世界5都市巡回)、「チャロー!インディア:インド美術の新時代」(2008年、森美術館/2009年、ソウルとウィーンへ巡回)にも参加。

N・S・ハルシャ《ネイションズ(国家)》2007年
展示風景:シャルジャ・ビエンナーレ9、アラブ首長国連邦、2007年

<イベント>
詳細、最新情報につきましては森美術館ウェブサイトのイベントページをご覧ください。

トークセッション ※日英同時通訳付
「世界を俯瞰する絵画、日常を観察する絵画」
N・S・ハルシャは、日常の出来事から宇宙空間まで、細部と全体像の間で視点を往来させながら、この世界を観察しています。そこから生まれる作品には、インドの伝統美術、グローバル企業のインド進出、国際的な現代アート界から、動植物の世界、伊藤若冲や葛飾北斎など日本の絵師までが参照され、時代も場所も超越して多方向に繋がっています。

多様な表現のなかで中心になるのは「絵画」。本トークセッションでは、世界を俯瞰する絵画、日常を観察する絵画を糸口に、N・S・ハルシャ、山下裕二、会田誠が、本展キュレーターとともに議論します。
出演: N・S・ハルシャ
山下裕二(明治学院大学教授)
会田誠(美術家)
片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)
日時:2017年2月4日(土)19:00-21:00(開場:18:30)
会場:アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)
定員:150名(要予約)
料金:一般1,800円(展覧会チケット付)、MAMCメンバー無料
お申し込み:こちら

*手話同時通訳のご利用をご希望の方は、2017年1月26日(木)までにppevent-mam@mori.co.jpへご連絡ください。

N・S・ハルシャ《人間的な未来》(部分)2011年 アクリル、キャンバス
76 x 107 cm 個人蔵

アーティストトーク ※日英逐次通訳付
「出展作品《ここに演説をしに来て》の世界」
6点組の本展出展作品《ここに演説をしに来て》(2008年)は、細部をよく見ると、誰もが知っている物語の登場人物や有名アーティストたちの姿が描かれています。本プログラムでは、この作品に特別に焦点をあて、作品に描かれた物語についてアーティスト自らが展示室内で語ります。

出演:N・S・ハルシャ
日時:2017年2月15日(水)19:00-20:00(受付開始:18:45)
会場:森美術館展示室内
定員:40名(要予約)
料金:無料(要展覧会チケット)
お申し込み:終了いたしました

「フューチャー:未来の夢」行進 in 六本木ヒルズ
ワークショップの参加者である約100人の子どもたちが、それぞれの夢を描いたシャツを着て、ビジネスマンが多く働く六本木ヒルズ内を行進します。
日程:2017年1月30日(月)午前 *雨天決行
場所:六本木ヒルズ内
*当日の時間およびその他のプログラム詳細は、後日、森美術館ウェブサイトのイベントページでお知らせします。

N・S・ハルシャ《未来》2007年
ワークショップ風景:鄧公國民小学校、新北市、台湾、2007年

「ヨガしてアート―身体を動かしてアート鑑賞 Supported by Reebok」
N・S・ハルシャの住むインドのマイスールは、アシュタンガヨガで知られています。開館前の展示室内で、N・S・ハルシャの作品に囲まれながら、ヨガとアート鑑賞の両方を体験できるプログラムです。通学、出勤前の朝を森美術館で過ごしてみませんか。
協力:リーボック
*会期中、数回にわたって開催予定。開催日およびプログラム詳細は、後日、森美術館ウェブサイトのイベントページでお知らせします。

美術館ホームーページより)

N・S・ハルシャ ポートレイト 撮影: Mallikarjun Katakol

開始日2017/02/04
終了日2017/06/11
エリア東京都
時間10:00-22:00(火曜は17:00まで)
入館は閉館の30分前まで
休日会期中無休
その他備考一般 1,800円、学生(高校・大学生) 1,200円、子供(4歳ー中学生) 600円、 シニア(65歳以上) 1,500円、全て消費税込
※本展のチケットで展望台 東京シティビューにも入館可(屋上 スカイデッキを除く)
※森アーツセンターギャラリーへの入館は別料金になります。
※屋上 スカイデッキへは、別途追加料金がかかります。
開催場所森美術館
アクセス東京都港区六本木6-10-1
六本木ヒルズ森タワー53階
Tel:03-5777-8600(ハローダイヤル)
東京メトロ日比谷線「六本木駅」徒歩0分 (コンコースにて直結)。
都営地下鉄大江戸線「六本木駅」徒歩4分。
都営地下鉄大江戸線「麻布十番駅」徒歩5分。
http://www.mori.art.museum/jp/info/access.html#a02