5 Rooms - 感覚を開く5つの個展

5rooms_チラシ

出品作家の名前を見て何がテーマだろうと思いましたが、5人のグループ展ではなく5人それぞれの個展ということで5室(5 Rooms )とタイトルされています。

紙のように薄く真っ白な肌が折り畳まれ陶芸と思えないほど繊細な作品の出和絵理さん、日常から遠く離れてしまった漆を遊びを通じて現代に引込もうとする染谷聡さん、版画の手法でインクをマチ針のアタマになるほどほど膨大な回数を刷り重ねた先に景色を見せる小野耕石さん、廃材や不用となった物を素材にしながらも視線は批判にではなく人にやさしく向ける丸山純子さん、と70年代後半から80年代前半生まれで、それぞれの素材や技法を押し進め、制作を続ける若手作家が、充分な広さの展示スペーでに新たな感覚を呼び覚ますような、5人5色の作品に挑みます。

(以下、神奈川県民ホールギャラリーホームページより)

私たちは日々、多くの物事を選択し、判断し、行動します。その中でなんとなく腑に落ちないまま、無意識のうちに自分を言いくるめてやり過ごしてしまっている事はありませんか?人間の「頭」はあらゆる事をコントロールしたがるという特徴があり、ともすれば「心」や「身体」で感じたことにさえ干渉してしまうことがあります。

本展覧会では「頭」で作られたテーマにあわせて作品を選ぶのではなく、作品と向き合い「心に響くか」という直観に従い5人の作家を選びました。圧倒的な力で私たちの感覚を揺さぶる作品は、鑑賞する人々の記憶と結びつき、さまざまな感情を呼び起こすことでしょう。神奈川県民ホールギャラリーの5つの部屋で開かれる本展が、感覚を開き、自分で感じ、自分で考えるための場になることを願います。

【関連企画】
詳細、および最新情報につきましては神奈川県民ホールギャラリーホームページをご覧ください。

◆アーティストトーク
各日14:00開始
2016年12月24日(土)  技法のガラパゴス的進化 表現の形
出和 絵理 、小野 耕石

2017年 1月7日(土)   インスタレーション – 思いが形になる時
丸山 純子

2017年 1月15日(日)   「在る」ことへのアプローチ
染谷 聡 、齋藤 陽道

◆視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ
目の見えない人と見える人が一緒に、見えていることや感じていることを言葉にして伝え合いながら鑑賞をします。 約2時間30分で5つの展示室を巡ります。
2017年 1月9日(月・祝)10:00~12:30、1月14日(土)10:00~12:30
◇申込み受付期間 : 12/1[木]~ 12/25[日] (※抽選あり。12/27[火]頃結果通知。)
◇定員 : 各回15人 参加費:無料(ただし展覧会の入場券が必要)
◇対象 : 中学生以上(障害の有無に関わらずどなたでも)
<お申込み>
①氏名、②年齢、③連絡先(携帯電話など)、④障害の有無と種別、⑤参加の動機(期待している事など)、⑥参加希望日 を記載の上、下記メールアドレスへお申し込みください。電話、展覧会の会場でも受付いたします。

視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ kansho.ws@gmail.com
電話 045-633-3795(神奈川県民ホール事業課ギャラリー担当/平日10:00-18:00)

出和 絵理 Eri DEWA
1983年石川県生まれ。2008年金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科修士課程修了。
2016年金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科博士課程修了 博士号(美術)取得。「磁器の光の透過性」を活かした構築的な造形作品を国内外で多数発表。 主な展覧会に「出和絵理 しろくひかる」(日本橋髙島屋6階美術工芸サロン、2016年)、「世界とつながる本当の方法 みて・きいて・かんじる陶芸」(岐阜県現代陶芸美術館、2014年)、「現代・陶芸現象」(茨城県陶芸美術館、2014年)、「髙島屋幻想博物館」(髙島屋/日本橋、大阪、京都、横浜、名古屋、新宿、2014年)、アートフェア東京2014(東京国際フォーラム、2014年)、など。

出和 絵理 ≪Forest≫ 2014

染谷 聡 Satoshi SOMEYA
1983年東京生まれ。2014年京都市立芸術大学院美術研究科博士後期課程修了 博士(美術)取得。
「あそび」をテーマに、漆という素材の性格を多角的に捉えた作品を発表している。主な展覧会に「無形のあそび」(imura art gallery、2016年)、「琳派はポップ/ポップは琳派 TAF2015」(国際フォーラム、2015年)、「AASSM TO HOST CONTEMPORARY FINE JAPANESE ARTS AND-CRAFTS SHOW」  (AASSM、トルコ、2014年)、「ZIPANGU展」(高島屋/東京日本橋・大阪難波・京都店、2011年)、「里山のおいしい美術」(越後妻有まつだい農舞台ギャラリー、2010年)、「自宅から美術館へ田中恒子コレクション展」(和歌山県立近代美術館、2009年)、「装飾の力」(東京都国立近代美術館工芸館、2009年)など。京都を拠点に活動中。

染谷 聡 ≪みしき≫ 2014   ©Rui Mizuki

齋藤 陽道 Harumichi SAITO
1983年東京都生まれ。石神井ろう学校卒業。第33回キヤノン写真新世紀優秀賞。平成26年日本写真家協会新人賞。あらゆる種別や境界を超えて、真っ直ぐに対象と向き合い撮影された写真を特徴とする。主な展覧会に「なにものか」(アーツ千代田3331、2015年)、「Project01 齋藤陽道× 百瀬文 ことづけが見えない」(ギャラリー・ハシモト、2015年)「宝箱」(ワタリウム美術館、2014年)など。写真集は「写訳 春と修羅」(ナナロク社、2015年)、「宝箱」(ぴあ、2014年)、「感動」(赤々舎、2011年)。

齋藤 陽道 ≪あわい≫ 2016

小野 耕石 Kouseki ONO
1979年岡山県生まれ。2006年東京藝術大学大学院版画科修了。「版画(絵具)の可能性を超える」「蛾の鱗粉の触覚、苔の生命力」などを制作の原点に踏まえ作品を展開させる。主な展覧会に「PAT in Kyoto 第2回京都版画トリエンナーレ2016」(京都市美術館 グランプリ受賞)、「VOCA展2015」(上野の森美術館 VOCA賞受賞)、「I氏賞受賞作家展 よにんの素材が表現する“今”」(岡山県立美術館、2014)、「プリントって何?-境界を越えて-」(市原湖畔美術館 、2014) 。個展にSEZON ART GALLERY(東京、2016)、ART FRONT GALLERY(東京、2017予定)、養清堂画廊(東京、2016)、あしやシューレ(兵庫、2015)、奈義町現代美術館ギャラリー(岡山、2010)、資生堂ギャラリー(東京、2009)など。

小野 耕石 ≪Hundred Layers of Colors≫ 2016

丸山 純子 Junko MARUYAMA
1976 年山梨生まれ。2002年 ニューヨーク市立大学ハンターカレッジ美術学科卒。
主に廃材を素材に日常に潜む変容をテーマに制作。国内外の芸術祭や美術館で多数発表。主な展覧会に「越後妻有大地の芸術祭2015」(新潟、2015年)、「水と土の芸術祭2015」(新潟、2015年)、「漂泊界」 (下山芸術の森発電所美術館、2014年)、「野花田」 (A4当代芸術中心、2014)、「Under35」 (BankART 1929、2013年)、「六本木アートナイト」 (東京、2009年)、「Landmark Pro-ject II」(BankART 1929、2007年)、等。神奈川を拠点に活動中。

丸山純子 ≪Highsealand≫ 2013

開始日2016/12/19
終了日2017/01/21
エリア神奈川県
時間10:00-18:00(入場は閉場の30分前まで)
休日12/30(金)~1/4(水)
その他備考入場料:一般700円 / 学生・65歳以上500円 / 高校生以下無料
*障がい者手帳をお持ちの方とその付き添いの方1名は無料
*10名以上の団体は100円引き
*毎週水曜日の午前中は小さなお子様や障害者の方の優先日です。おしゃべりしながら鑑賞をお楽しみください。
開催場所神奈川県民ホールギャラリー  
アクセス横浜市中区山下町3-1
045-662-5901(代)
みなとみらい線日本大通り駅3番出口より徒歩約8分
※JR根岸線・市営地下鉄関内駅からは徒歩約15分かかります。 http://www.kanagawa-kenminhall.com/access