大西伸明 ルミネ有楽町開業5周年記念 Wear the Art !

NobuakiOnishi_panpusu

《panpusu》paint on resin 25×12×9cm  2013 edition 5

JR有楽町駅から銀座に向かう時に通ることの多い有楽町マリオンにあるルミネ有楽町がアートを通じて開催する開業5周年の記念イベントに大西伸明さんの作品が参加しています。

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《denkyu(銀口金)》acrylic resin, mixed media

「なあに?ただの電球じゃん」と思われた方は、よーく見てください。たしかによくある電球のようですが、ナニか違いませんか?お隣のケースにある黒いパンプス(冒頭の写真の《panpusu》)もただの履き慣れた靴の片方と見えますが、どうも違いますよね。そうです、つま先と踵が透明です。これらは樹脂で出来ていて、パンプスの方は黒い色を着けたものです。と言われても、透明な部分以外は、履きつぶしかかってシワがより少し浮きかかった端や靴メーカーの刻印、皮の肌障り、どう見たってくたびれた黒皮にしか見えないのですけど。

大西さんは日常にある大きなものから小さなものまで、型を取って樹脂で成型し、そこに超絶な技で彩色して質感まで実物のように仕上げます。でもパンプスのように少し透明の部分を残すことで、ようやくわたしたちはそれが普通のパンプスではないということに気づきます。もし全体が着彩されていたら、きっと本物のパンプスだと思ってしまうでしょう。

大西作品について、リアルかフェイクか考えるという人もいますし、オリジナルと複製について考える人もいます。たしかに元のパンプスがあって、それから作り出されたクローンのようなパンプスがこの世に存在するわけです(《panpusu》はedition 5なので5つ)。本物にみえるパンプスは本当にパンプスなのか、疑ってみるべきなのでは、とも思います。毎日高速度で過ぎる時間を一生とするわたしたちは、ある程度その疑う煩わしさから逃れる対策がされている世界に生きています。が、それゆえに、見る力も判断も衰えているような気もするからです。

さて、今あなたが見ているものは本物ですか?

(いなむらはつこ)

展示作品は販売しています。¥130,000〜

お問い合わせは info☆to-co-to.com (☆を@に変えて)へお願いいたします。

《tebukuro》シルクスクリーン、チュール

開始日2016/10/29
終了日2016/11/14
エリア東京都
時間平日11:00-21:30、土日祝11:00-21:00
休日会期中無休
その他備考無料
開催場所ルミネ有楽町
アクセス〒100-0006 千代田区有楽町2-5-1
TEL: 03-6268-0730 (代)
http://www.lumine.ne.jp/yurakucho/