小川信治 − あなた以外の世界のすべて

ogawa_aje

小川信治《アジェ・プロジェクト1》2004年 国立国際美術館蔵

小川信治(1959-)は「世界とは何か」をテーマに、西洋名画や観光名所など人々の見慣れたイメージを極めて精緻に改変し、重層的な世界の可能性を提示する作品を制作してきました。レオナルド・ダ・ヴィンチやフェルメールといった誰もが知る名画を忠実に模写し、そこから中心となる人物を抜き去った「Without You」シリーズの制作を皮切りに、写真や古い絵葉書を元に人物や建物など同じモチーフを二つ並べて描き込む「Perfect World」、モン・サン・ミッシェルを思わせる形のなかに様々な国や時代の建築様式を組み込み、幾通りもの風景を現した「モアレの風景」など、油彩や鉛筆といった伝統的な技法を用いながら、多様なシリーズが生み出されました。精緻な描写力による多面的な表現は、各シリーズの要素が重層的に絡み合いながら、現在も展開を続けています。

首都圏の美術館において初の個展となる本展では、近年の新たなシリーズとして注目される「対称性/非対称性」に始まり、「Without You」、「連続体」、「Behind You」といった代表作を、国内未発表の近作・新作を交えてご覧いただきます。あわせて、一つの風景が層状に組み換えられ別の風景へと循環していく《干渉世界》、一つの形に複数の意味をもたせ、形が回転することで異なる意味が現れる《ピルエット》といった映像作品、さらには複数のメディアを組み合わせた新作インスタレーションまで、現在の小川による様々な試みをご紹介いたします。

【小川信治 略歴】
1959年山口県に生まれる。三重大学教育学部美術学科卒業、1994年よりWithout Youシリーズ、1997年からPerfect Worldシリーズ、2002年から連続体シリーズ、2005年からモアレの風景シリーズに着手。

【主な展覧会歴】
2002年「SOUVENIR/SOUVERAIN」(豊田市美術館)、2006年「小川信治展—干渉する世界」(国立国際美術館)

小川信治《ラス・メニーナス》2002年 国立国際美術館蔵

【関連イベント】
詳細、最新情報につきましては美術館ホームページをご覧ください。

<対談>
「小川信治のグランドツアー、その思考と制作」 ―終了しました
出演:小川信治、平芳幸浩(京都工芸繊維大学 美術工芸資料館准教授)
司会進行:畑井恵(当館学芸員)
日時:9月24日(土)14:00より(13:30開場予定)
11階講堂にて/先着150名(当日12:00より11階にて整理券配布)/ 聴講無料
小川信治によるレクチャーの後、これまでの作品制作の歩みや、今回が初の試みとなる新作インスタレーション制作の過程などについて、国立国際美術館にて「小川信治展―干渉する世界―」(2006年)を企画担当した平芳幸治との対談形式で語ります。

<市民美術講座>
「小川信治が描く世界」
講師:畑井恵(当館学芸員)
日時:10月22日(土) 14:00より(13:30開場予定)/11階講堂にて/先着150名/聴講無料

小川信治《ウプサラ−クラクフ》2013年 STANDING PINE蔵

【岡崎和郎展との共通関連イベント】
<ギャラリートーク>
担当学芸員による:9月7日(水)14:00〜 ―終了しました
ボランティアスタッフによる:会期中の毎週水曜日(9月7日を除く)14:00〜
・水曜日以外の平日14:00にも開催することがあります。
・混雑時には中止する場合があります。

<ワークショップ>(事前申込制)
「お・か・し な オブジェ」 ―申込受付を終了しました
10月2日(日)/ 14:00より/ 11階講堂にて/ 定員20名/参加費500円
対象:中学生以上
「オブジェ」ってなんだろう。美術の世界で使われる言葉を、身近な素材から考えます。チョコ、キャンディ、クッキーにマシュマロ。お馴染みのお菓子を使って、見たことのないオブジェ作りに挑戦。最後はコーヒーを飲みながら、おかしなオブジェが並ぶ風景を楽しみましょう。
《申込方法》
往復はがきまたはホームページからお申し込みください。往復はがきの場合は、郵便番号・住所・電話番号・氏名・希望のイベント名・参加人数(2名まで)・年齢を明記の上、〒260-8733 千葉市中央区中央3-10-8 千葉市美術館 イベント係 までお申し込みください。
※申込締切 9月21日(水)必着 ※応募多数の場合は抽選

<さや堂ホール展示プロジェクト2016>(仮)
「星のみかた」
会期:10月15日[土]-10月30日[日] 10:00-18:00(金・土曜日は20時まで)
観覧料 無料
美術館1階「さや堂ホール」にて、植松琢麿による個展を開催。「宇宙」をテーマに制作したインスタレーション作品を発表します。会期中には、アーティストトークや対談イベント、ワークショップの開催を予定(詳細はホームページにてご確認ください)。
○ 植松琢麿:1977年金沢生まれ、大阪府在住。多様な形象が立ち現れる幻想的なインスタレーション作品を国内外で発表。新しい生命の在り方を、様々なメディアと手法で表現している。

小川信治《ウルビーノ公夫妻の肖像 バッティスタ・スフォルツァ》2007年 作家蔵

美術館ホームページより)

開始日2016/09/7
終了日2016/10/30
エリア千葉県
時間10:00-18:00(金・土曜日は20時まで)
入場受付は閉館の30分前まで
休日9月26日(月)、10月3日(月)
その他備考一般700円(500円) 大学生500円(350円)
岡崎和郎展+小川信治展セット観覧料:
一般1000円 大学生700円
※小・中・高校生、障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
※ ( )内は団体20名以上、および市内にお住まいの65歳以上の方の料金
※10月18日(火)は「市民の日」につき観覧無料
開催場所千葉市美術館
アクセス〒 260-8733 千葉市中央区中央 3-10-8
Tel. 043-221-2311(代)
・JR千葉駅東口より徒歩約15分
JR千葉駅へは東京駅地下ホームから総武線快速千葉方面行で約42分
・京成千葉中央駅東口より徒歩約10分
http://www.ccma-net.jp/information_03.html http://www.ccma-net. jp