声ノマ 全身詩人、吉増剛造展 The Voice Between: The Art and Poetry of Yoshimasu Gozo

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〈裸のメモ〉より(部分) 2013年 Ⓒ Gozo Yoshimasu

本展は日本を代表する詩人、吉増剛造(1939 ‒)の約50 年におよぶ止まらぬ創作活動を美術館で紹介する意欲的な試みです。

「詩人」に収まらない吉増ならではの多様性あふれる展示。東日本大震災以降書き続けられている〈怪物君〉と題されたドローイングのような自筆原稿数百枚のほか、映像、写真、オブジェ、録音した自らの声など様々な作品や資料を一挙公開します。

大友良英(音楽家)とのコラボレーションによるパフォーマンス、ジョナス・メカス(映画監督)作品上映など、イベントも多く開催する本展は、「詩人」の枠を飛び越えた、吉増ならではの多様性あふれる形態で、聴覚・触覚をも刺激する、体感する展覧会です。「言葉」の持つ力、豊かさを体験してください。

朗読パフォーマンスをする吉増剛造 Photo: Sayuri Okamoto

…… 「声ノマ」とは
詩人である吉増は、しばしば漢字をカタカナ(音)に置き換えることで、言葉(声)が本来もっていた多義性を回復させます。展覧会タイトルとなっている「声ノマ」の「マ」には、魔、間、真、目、待、蒔、磨、交、舞、摩、増など様々な意味が込められています。

……   声や音を空間にあふれさせる
会場に入ると、壁をなるべく立てず、布でゆるく仕切った7つの部屋が広がり、声や音が空間にあふれていきます。そしてその奥には、演出家として知られる飴屋法水による空間と、パフォーマンスや映像をみせるシアタースペース。計9つのタイプの異なる空間から展覧会は構成されます。

《沖縄の炭坑夫さん》制作年不詳 Photo: Kioku Keizo Ⓒ Gozo Yoshimasu

企画した主任研究員の保坂健二朗へのインタビューはこちらをご覧ください。

《わたしたちはだれもが優れた楽器なのだ》制作年不詳 Ⓒ Gozo Yoshimasu

【イベント】
最新情報および詳細につきましては美術館ホームページをご覧ください。

[new] <スペシャルな詩の朗読の会>
■現代のアメリカを代表する詩人のひとり、フォレスト・ガンダー氏の来日にあわせて、スペシャルな詩の朗読の会の開催が決定しました!
2016年7月2日(土)14:00-15:30
登壇者:吉増剛造(詩人)/フォレスト・ガンダー(詩人/ブラウン大学教授)
司会:ジョーダン・スミス(文学翻訳理論、世界文学論/城西国際大学准教授)
コメンテーター:堀内正規(アメリカ文学、アメリカ文化/早稲田大学文学学術院教授)
場所:講堂(地下1階)
*開場は開演30分前、要観覧券、要整理券(当日10:00より1階受付で配布します。先着140名)
なお当日は、詩の朗読がメインとなるため、いわゆる「通訳」は入らず、司会やコメンテーターが、日本語と英語とをつないでいく予定です。

※フォレスト・ガンダー氏は、この秋アメリカのNew Directionsから発行予定の吉増の詩集『Alice Iris Red Horse: Selected Poems of Yoshimasu Gozo: a Book in and on Translation』の編者でもあります。

<対談>
■今福龍太(文化人類学者、批評家、東京外国語大学大学院教授)+吉増剛造
2016年6月11日(土)14:00-16:00 ―終了しました
■佐々木中(作家、哲学者、京都精華大学准教授)+吉増剛造
2016年8月6日(土)14:00-16:00
場所:講堂(地下1階)
*開場は開演30分前、要観覧券、要整理券(当日10:00より1階受付で配布します。先着140名)

<音とのコラボレーション、パフォーマンス>
■展示会場内のシアタースペースにて、3日間限定。ミュージシャンと吉増のパフォーマンス。
2016年6月17日(金)18:00-18:45 空間現代+吉増剛造
2016年6月18日(土)14:00-14:45 空間現代+吉増剛造
2016年6月25日(土)14:00-15:00 大友良英+吉増剛造
場所:1階企画展ギャラリー(展示会場内シアタースペース)
*開場は開演30分前、要観覧券、要整理券(当日10:00より1階受付で配布します。先着100名。6/25先着170名[立ち見を含む])

〈怪物君〉を制作する吉増剛造 2015年 Photo: Kioku Keizo

<映画上映会 >
■「リトアニアへの旅の追憶」(監督:ジョナス・メカス 日本語字幕付 16mmフィルムによる上映)
2016年7月16日(土)14:00-16:00 吉増剛造によるアフタートークあり
2016年7月17日(日)14:00-15:30
■「島ノ唄」(監督:伊藤憲 主演:吉増剛造)
2016年7月23日(土)14:00-16:00 伊藤憲、吉増剛造によるアフタートークあり
場所:講堂(地下1階)
*開場は開演30分前、要観覧券、要整理券(当日10:00より1階受付で配布します。先着140名)

<ギャラリートーク>
■保坂健二朗(主任研究員・本展企画者)によるギャラリートークを、会期中の2か月、通常の展覧会より回数多く開催予定。吉増が飛び入り参加する可能性もあり。
2016年6月10日(金)18:30-19:30 ―終了しました
2016年7月1日(金)18:30-19:30
2016年7月9日(土)14:00-15:00
2016年7月30日(土)14:00-15:00
場所:1階企画展ギャラリー
*申込不要、要観覧券

ポートレイト(吉増剛造)2009年 撮影: ホンマタカシ Ⓒ Takashi Homma

美術館ホームページより)

開始日2016/06/07
終了日2016/08/07
エリア東京都
時間10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00) 入館は閉館30分前まで
休日月曜(7/18は開館)、7/19(火)
その他備考観覧料: 一般1,000(800)円 大学生500(400)円
*( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
*高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。
*キャンパスメンバーズ加入校の学生は、学生証の提示で割引料金400円でご鑑賞いただけます。
*本展の観覧料で入館当日に限り、「MOMATコレクション」(4F-2F)、「奈良美智がえらぶ MOMAT コレクション:近代風景 ~人と景色、そのまにまに~」(2Fギャラリー4)もご覧いただけます。
*使用済み入場券で、入館当日に限り再入場が可能です。
リピーター割引: 本展使用済み入場券をお持ちいただくと、2 回目以降は特別料金(一般 430 円、大学生130 円)でご覧いただけます。
開催場所東京国立近代美術館 1階企画展ギャラリー
アクセス〒102-8322 千代田区北の丸公園3-1
東京メトロ東西線竹橋駅 1b出口より徒歩3分
http://www.momat.go.jp/am/visit/