岡崎和郎×柴川敏之|未来の化石・化石の未来

オモテ:チラシ

左:柴川敏之『出現Ⅱ.40020901(2000年後に発掘されたキューピー人形の化石)』 
右:岡崎和郎『黄色い人形』

G7倉敷教育大臣会合の応援事業・美術館ルネサンス事業として、倉敷市の5つの生涯学習施設(美術館・自然史博物館・図書館・科学センター・埋蔵文化財センター)が、「過去・現在・未来」をテーマに展覧会を開催します。

倉敷市立美術館のコーナーでは、「岡崎和郎×柴川敏之|未来の化石・化石の未来」展を開催します。本展では、美術家の岡崎和郎と柴川敏之の作品をコラボレーション展示します。

岡崎和郎(1930~)は、1960年代に読売アンデパンダン展の出品を経て、制作理念となる概念「御物補遺(ぎょぶつほい)」を構想。日常の物の形を反転させたり変形させたりして、従来見落とされてきた何物かを補足するようなオブジェを制作し、物と空間に対する新しい見方を示しました。柴川敏之(1966~)は、2000年前に火山の噴火によって姿を消したイタリアのポンペイ遺跡や、広島県福山市の草戸千軒町遺跡に触発され、「2000年後から見た現代社会」をテーマに制作活動を続けています。柴川の制作方法は、日常の物をキャンバスとし、絵画技法によって「2000年後の化石(出土品)」をイメージした作品を作ります。

このように2人は、日常の物をモチーフにしながらも、全く異なるアプローチで制作を続けています。岡崎は「HISASHI」で人工と自然の双方を合わせ持つ全体を暗示しようとしました。制作のベクトルは常に未来を志向しています。柴川は未来の視点にたって化石となった現代の「モノ」を見つめ、現代社会のあり方を問うています。このたびは2人の作品を「未来の化石・化石の未来」をテーマでコラボレーション展示することで、それぞれの表現する「未来」の独自性と表現の深さと広がりを楽しんでいただけたら幸いです。

<アーティスト プロフィール>
岡崎和郎 OKAZAKI Kazuo
1930年、岡山市生まれ。早稲田大学文学部芸術学科を卒業。在学中から鉄の彫刻を手がけ、読売アンデパンダン展への出品や瀧口修造など同時代の思想家との深い交流を経て、制作理念となる概念「御物補遺(ぎょぶつほい)」を構想。日常の物の形を反転させたり変形させたりする作品を制作し、物と空間に対する新しい見方を示した。1967年、マルチプルの贈答用オブジェを制作するオカザキ・ギブアウェイズを発足。1977年頃、HISASHI シリーズに着手。1994年、奈義町現代美術館常設展示室に「HISASHI-補遺するもの」を設置。1997年、倉敷市立美術館にて「岡崎和郎展」開催。補遺の概念はより空間性を強めてきており、人間存在への深い洞察が込められた数々の作品は、今日ますますその意義を高めている。
《主な展覧会》
1997年  「岡崎和郎」/倉敷市立美術館
2001年  「HISASHI  光と陰を割かつもの」/奈義町現代美術館
2010年  「岡崎和郎展  補遺の庭」/神奈川県立近代美術館 鎌倉

柴川敏之 SHIBAKAWA Toshiyuki
1966年、大阪市生まれ。広島大学大学院修了。在学中から自ら絵具を作り、絵画制作を行う。1997年に文部省在外研究員としてイタリアに滞在し、フレスコ画やポンペイ遺跡の研究を行う。1994年から広島県福山市の草戸千軒町遺跡やポンペイ遺跡に触発され、「2000年後に発掘された現代社会」をテーマに制作を始める。当初は、「2000年後の発掘現場」をイメージしたインスタレーションを中心に展開し、2002年頃からは、「2000年後の遺跡から発掘された出土品(化石)」をイメージした作品を中心に展開。いずれも絵画技法を用いて制作している。国内外のミュージアムをはじめ、歴史的建造物や街の商店街など、地域や場所にこだわった展覧会やプロジェクトを行い、物の存在や現代の諸問題を見つめ直す活動を続けている。
《主な展覧会》
2005年  「未来美術館へ行こう! 柴川敏之展」/奈義町現代美術館
2008年  「柴川敏之|2000年後の未来遺跡」/青森県立美術館
2012年  「始発電車を待ちながら」/東京ステーションギャラリー
アーティストサイト

◎同時開催:美作三湯芸術温度 *柴川作品は湯郷温泉の旅館と隣接のカフェに展示
会期: 2016年3月20日(日)ー6月30日(木)
場所: 和モダンなお宿 かつらぎ、DOT CAFÉ
「2000年後の温泉ミュージアム」をテーマに、「PLANET CIRCLE(2000年後の温泉遺跡)」等を出品。湯郷温泉の町並みをリサーチし、円の中に2000年後の湯郷温泉の町並みを出現させます。

<ワークショップ>
○2000年後の化石を作ろう!
第1回:2016年5月1日(日)  13:00~16:00  ※終了しました。

第2回:2016年6月12日(日)  13:00~16:00  ※6月4日(土)より受付開始。
場 所=倉敷市立美術館3階第2会議室
対 象=小・中学生(小学3年生以下は保護者同伴)
講 師=柴川敏之(美術家・就実短期大学教授)
定 員=各20名(先着) 
参加料=無料
申 込=電話受付  倉敷市立美術館まで  086-425-6034
内 容=2000年後の未来を想像しながら、身のまわりにあるモノ( おもちゃ、文房具など) を化石にしてみましょう!  どんな作品になるかはできてからのお楽しみ! 
*完成作品は、会期中に美術館で展示します。

問合せ先
倉敷市立美術館(担当:前野)
〒710-0046 岡山県倉敷市中央2丁目6番1号 TEL. 086-425-6034 FAX. 086-425-6036
E-mail. kcam@city.kurashiki.okayama.jp

美術館ホームページより)

開始日2016/04/29
終了日2016/06/19
エリア岡山県
時間9時~17時15分(入場は16時45分まで)
休日月曜日
その他備考観覧料:
一般210円(150円),高校・大学生100円(70円),小・中学生50円(30円)
( )内は20名以上の団体料金
倉敷市内の小中学生はいきいきパスポートまたは生徒手帳の提示で無料
高梁川流域パスポートを提示した小学生は無料(平日を除く)
65歳以上の方、心身障がい者とその介護者1名は無料
開催場所倉敷市立美術館1階エントランスホール・2階第2展示室
アクセス〒710-0046 岡山県倉敷市中央2丁目6番1号 
TEL. 086-425-6034 FAX. 086-425-6036
JR倉敷駅から南に徒歩10分
http://www.city.kurashiki.okayama.jp/dd.aspx?menuid=11486