オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展

田舎のダンス+都会のダンス

左:《田舎のダンス》 1883年 油彩/カンヴァス オルセー美術館
© RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF
右:《都会のダンス》 1883年 油彩/カンヴァス オルセー美術館
© RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

世界でも有数のルノワール・コレクションを誇る、オルセー美術館とオランジュリー美術館。本展覧会は、両美術館が所蔵する、100点を超える絵画や彫刻、デッサン、パステル、貴重な資料の数々によって画家ピエール・ オーギュスト・ ルノワール(1841-1919)の全貌に迫ります。

写実的な初期作品から、薔薇色の裸婦を描いた晩年の大作まで、多様な展開を見せたその画業。全10章を通して、肖像や風景、風俗、花、子ども、裸婦といった画家が愛した主題をご紹介します。同時に、革新的な印象派の試みから、伝統への回帰、両者の融合へと至る軌跡も浮かび上がるでしょう。画家が辿った道のりは、常に挑戦であり、終わることのない探究でした。

そして、このたび、ルノワールの最高傑作《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》(1876年)が日本ではじめて展示されます。幸福に身を委ねる人々、揺れる木漏れ日、踊る筆触――本物のルノワールに出会う、またとない機会となるでしょう。

展覧会ホームページ

《読書する少女》 1874-1876年 油彩/カンヴァス オルセー美術館
© RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

<関連イベント>
詳細、最新情報につきましては、美術館ホームページ展覧会ホームページのイベント情報をご覧ください。

■記念講演会
①「ルノワールの傑作《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》再考」
4月28日(木)
講師 シルヴィ・パトリ(本展監修者、前オルセー美術館絵画部門主任学芸員、バーンズ財団(フィラデルフィア)副館長/ガンド・ファミリー・チーフキュレーター)※逐次通訳

《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》 1876年 油彩/カンヴァス オルセー美術館
©Musée d’Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt / distributed by AMF

モンマルトルのダンスホールで、踊りや会話に興じる若い男女。ルノワールは、人々の喜び、着飾った姿、彼らを包む光を、1枚の絵に結晶させています。同時代の風俗という主題と、細やかなタッチで木漏れ日を描く技法が融合した、印象派時代の傑作と呼ぶにふさわしい作品です。《ぶらんこ》とともに第3回印象派展に出品され、大きな話題を集めました。
中央のベンチに座るのは仕立屋で働く娘エステル、彼女に寄り掛かる姉ジャンヌは、《ぶらんこ》(4章-1)でもモデルをつとめました。《読書する少女》(2章)に描かれたマルゴは、画面左でピンク色のドレスを着て踊っています。彼女の踊りの相手や、手前のテーブルを囲む男性は、ルノワールの画家仲間たち。そして、画面右端に座るカンカン帽の青年、印象派を擁護した批評家のジョルジュ・リヴィエールは、この作品に惜しみない賛辞を贈りました。「これは歴史の1頁であり、パリっ子の生活の貴重な、極めて正確な記録である。ルノワールより以前には誰もこういった日常の出来事をこれほどの大作の主題として取り上げることを思いつかなかった」。


②「ルノワール芸術の魅力」
5月21日(土)
講師 賀川恭子(石橋財団ブリヂストン美術館学芸員)

③「服飾史から読み解くルノワール」
6月24日(金)
講師 内村理奈(日本女子大学家政学部被服学科准教授)

時間  いずれも14:00-15:30(開場13:30)
会場  国立新美術館3階講堂
定員  260名(先着順、申込み不要)
※聴講は無料ですが、本展の観覧券(半券可)の提示が必要です。

《ピアノを弾く少女たち》 1892年 油彩/カンヴァス オルセー美術館
© RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

■担当研究員による展覧会レクチャー
日時   いずれも14:00-15:30(開場13:30)
①6月9日(木)
②7月2日(土)
③7月10日(日)
会場  国立新美術館3階講堂
定員  260名(先着順、申込み不要)
※聴講は無料ですが、本展の観覧券(半券可)の提示が必要です。

《草原の坂道》 1876-1877年 油彩/カンヴァス オルセー美術館
© Musée d’Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt / distributed by AMF

「風景なら、その中を散歩したいと思わせるような絵が好きだ」と語ったルノワールにふさわしい作品。子どもを連れて坂道を降りてくる女性の日傘と、ひなげしの深紅色が、草原の緑とコントラストをなしています。


■コンサート
「新倉瞳(チェロ)~ルノワールの美術と音楽~」
※いずれも入場無料、先着順(申込不要)

①6月3日(金)
時間  18:00-19:00(開場17:30)
会場  国立新美術館3階講堂
定員  260名

②6月17日(金)
時間  18:30-19:30(開場18:00)
会場  国立新美術館1階ロビー
*座席には限りがあります(140席)

《ぶらんこ》 1876年 油彩/カンヴァス オルセー美術館
©Musée d’Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt / distributed by AMF

当時ルノワールはモンマルトルのコルト通りにアトリエを借りていました。その裏手にあった木の生い茂る庭でぶらんこに乗る、流行のドレスに身を包んだ娘ジャンヌ。彼女は画家お気に入りのモデルでした。紫がかった青い影と、木漏れ日が織りなす美しい日常のひとこま。


■解説付映画上映会
ジャン・ルノワール「フレンチ・カンカン」

日時  6月18日(土)
14:00-16:00(開場13:30)
解説 (約20分) 岡田秀則(東京国立近代美術館フィルムセンター主任研究員)
映画上映 (ブルーレイ、約100分)
会場  国立新美術館3階講堂
定員  260名(先着順、申込み不要)
視聴、聴講は無料ですが、本展の観覧券(半券可)の提示が必要です。

《ジュリー・マネ》あるいは《猫を抱く子ども》 1887年 油彩/カンヴァス オルセー美術館
© RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

ジュリーの両親であるベルト・モリゾとウジェーヌ・マネ(エドゥアール・マネの弟)は、8歳の愛娘の肖像画をルノワールに依頼しました。夫妻が相次いで世を去ったとき、マラルメとルノワールがジュリーの後見人となっています。


■ワークショップ
「舞踏会の折り紙細工」
日時  8月7日(日)
①11:00-12:00
②14:00-15:00
③15:30-16:30
講師  COCHAE(コチャエ)
会場  国立新美術館3階研修室AB
定員  子ども20名とその保護者、事前申込制(申し込み多数の場合は抽選)
対象  6-12歳
※参加無料。本展の観覧券(半券可)が必要です。
※申込方法、詳細は展覧会ホームページのイベント情報をご覧ください。

《浴女たち》 1918-1919年 油彩/カンヴァス 110 × 160 cm オルセー美術館
© RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

この大作はルノワールの人生における最後の数か月に制作されました。リウマチで動かなくなった手に括り付けられた絵筆は、その苦闘を思わせないほど軽やかに、豊かな緑と薔薇色の裸婦を描き出しています。晩年の彼と親交のあったマティスは本作を「最高傑作」と称え、ルノワール自身も「ルーベンスだって、これには満足しただろう」と語ったとされています。


(美術館ホームページ、プレスリリースより)

開始日2016/04/27
終了日2016/08/22
エリア東京都
時間10時 – 18時
金曜日、8月6日(土)、13日(土)、20日(土)は20時まで 
*入場は閉館の30分前まで
休日毎週火曜日 *ただし5月3日(火・祝)、8月16日(火)は開館
その他備考観覧料: 一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円
*団体(20名以上)は200円引き
*中学生以下無料
*障害者手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料
*4月30日(土)から6月26日(日)までの土曜日、日曜日は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
◎ルノワール展×若冲展 相互割引について
国立新美術館の券売所で「ルノワール展」の当日券を購入する際に際に「生誕300年 若冲展」(4月22日(金)~5月24日(火)東京都美術館で開催)のチケット(半券可)をご提示いただくと当日観覧料金から100円引きとなります。 また、「ルノワール展」のチケット(半券可)を「若冲展」券売窓口でご提示いただくと当日観覧料金から100円引きとなります。
*他割引との併用はできません。
*使用前チケットもご利用いただけます。
*一枚につき、お一人様、一回限り有効
〈国立新美術館での割引〉2016年4月27日(水)~ 8月22日(月)
〈東京都美術館での割引〉2016年4月22日(金)~ 5月24日 (火)
開催場所国立新美術館 企画展示室1E
アクセス〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
http://www.nact.jp/information/access/
03-5777-8600(ハローダイヤル)
東京メトロ千代田線 乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結)
都営地下鉄大江戸線 六本木駅 7出口から徒歩約4分
東京メトロ日比谷線 六本木駅 4a出口から徒歩約5分