あいちトリエンナーレ 2016 プロデュースオペラ 『魔笛』

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あいちトリエンナーレ2016プロデュースオペラ
W.A.モーツァルト作曲 オペラ『魔笛』 (全2幕、ドイツ語上演、字幕付き、セリフ日本語)

<今回のプロダクションについて>

ダンサーとして演出家として、また美術・照明・衣裳などを自ら手掛ける美術家として独創的なセンスにより世界的に高く評価されている勅使川原三郎と、豊かな音楽的才能で注目を集めるイタリア人の若手指揮者ガエタノ・デスピノーサが、モーツァルトが最後に制作したオペラ『魔笛』の新たな魅力を創り出します。

ソリストは、ドイツ・ライプツィヒを拠点に数々の歌劇場で活躍する妻屋秀和、センセーショナルなメトロポリタン歌劇場でのデビューを皮切りにウィーンを拠点に活躍する森谷真理らトップレベル揃い。ベテラン小森輝彦の弁者&神官1役にも注目です。

また、佐東利穂子と東京バレエ団の精鋭によるダンスに加え、セリフをナレーションで入れるのは今回の演出の興味深い点。お馴染みの名古屋フィルハーモニー交響楽団・愛知県芸術劇場合唱団とともに、あいちトリエンナーレならではのオペラの新しい姿を具現化します。

<作品について>

作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756年~1791年)
台本:エマヌエル・シカネーダー(1751年~1812年)
初演:1791年9月30日、アウフ・デア・ヴィーデン劇場(ウィーン)
原作:クリストフ・マルティン・ヴィーラント 童話集『ジンニスタン』から「ルル、あるいは魔笛」

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<あらすじ>

王子タミーノは、大蛇に襲われているところを3人の女性に助けられる。彼女たちは、夜の女王に仕える侍女だった。侍女らは女王の娘パミーナがザラストロの神殿で捕われの身となっていることをタミーノに伝える。パミーナを助けようと出発するタミーノとお供の鳥刺しパパゲーノに侍女たちは魔法の笛と鈴を渡す。

パミーナが捕われている神殿に到着したタミーノだが、ザラストロの真の姿を知り、パミーナと結ばれるため、ザラストロが課した試練に挑む。パミーナも3人の童子の助けを得ながら試練に挑む。恋を渇望するパパゲーノは試練の途中で脱落するが、老婆の姿に変えられた娘パパゲーナと結ばれる。

娘を奪われ復讐に燃える夜の女王は、侍女たちを引き連れて神殿へ侵入するが、ザラストロたちの前に力を失い、試練を乗り越えたタミーノとパミーナは祝福される。

<有名な楽曲>

・ 序曲
・ 「俺は鳥刺しDer Vogelfänger bin ich ja」 (鳥刺しパパゲーノ・第1幕)
・ 「なんと美しい絵姿Dies Bildnis ist bezaubernt schön」 (王子タミーノ・第1幕)
・ 「復讐の炎は地獄のように我が心に燃えDer Hölle Rache kocht in meinem Herzen」 (夜の女王・第2幕)
・ 「可愛い娘か女房がいればEin Mädchen oder Weibchen」 (鳥刺しパパゲーノ・第2幕)
・ 「この聖なる殿堂にはIn diesen heiligen Hallen」 (賢者ザラストロ・第2幕)
・ 「ああ、私にはわかる、消え失せてしまったことがAch, ich fühl’s, es ist verschwunden」 (王女パミーナ・第2幕)

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<キャスト>

指揮: ガエタノ・デスピノーサGaetano d’ESPINOSA
演出・装置・照明・衣裳: 勅使川原 三郎 (てしがわら さぶろう)
賢者ザラストロ: 妻屋 秀和 (つまや ひでかず)
夜の女王: 髙橋 維 (たかはし ゆい)
王子タミーノ: 鈴木 准 (すずき じゅん) 
王女パミーナ: 森谷真理 (もりや まり)
鳥刺しパパゲーノ: 宮本 益光 (みやもと ますみつ)
恋人パパゲーナ: 醍醐 園佳 (だいご そのか)
侍女Ⅰ: 北原 瑠美 (きたはら るみ)
侍女Ⅱ: 磯地 美樹 (いそち みき)
侍女Ⅲ: 丸山 奈津美 (まるやま なつみ)
弁者&神官Ⅰ: 小森 輝彦 (こもり てるひこ)
従者モノスタトゥス: 青栁 素晴 (あおやぎ もとはる)
神官Ⅱ: 高田 正人 (たかだ まさと)
武士Ⅰ: 渡邉 公威 (わたなべ こうい)
武士Ⅱ: 小田桐 貴樹 (おだぎり たかき)
ダンサー: 佐東 利穂子 (さとう りほこ)、東京バレエ団
合唱: 愛知県芸術劇場合唱団
管弦楽: 名古屋フィルハーモニー交響楽団

ガエタノ・デスピノーサ (Gaetano d’ESPINOSA、指揮)

1978年、イタリアのパレルモで生まれ、パレルモで、ピアノ、ヴァイオリン、 作曲を学ぶ。1992年、ヴィットリオ・ヴェネト・コンクール(ヴァイオリン)で最高位を受賞。1995年にミラノに移り、クレモナでサルヴァトーレ・アッカルドに師事。

1996年、ロヴェレ・ドーロ国際音楽コンクール(ヴァイオリン)で最高位を獲得。以降イタリアの数多くのオーケストラに、ソリストとして招かれ、まずはヴァイオリニストとしてのキャリアをスタートさせた。

2003年から2008年まで、ドレスデン国立歌劇場のコンサートマスターを務め、その間、作曲家としても、ヴァイオリン協奏曲をクリスティアン・アルミンクの指揮で、自らソリストを務めドレスデンで初演。

ファビオ・ルイージとの出会いをきっかけに、2008年以降は指揮者としての活動に専念。指揮者として、クレメラータ・バルティカ、プラハ・フィルハーモニア管弦楽団、ベルリン室内管、シチリア交響楽団、ドレスデン室内管、フランクフルト・ブランデンブルク州立管、ポズナニ・フィルなどに招かれる。

2010年5月には、ドレスデン国立歌劇場(ゼンパーオパー)で、「椿姫」を3公演指揮し、そのすべてがスタンディング・オベーションとなるセンセーショナルな成功を収める。 続いて7月には、ファビオ・ルイージの要請で、ミュージカルアシスタントとして、札幌のパシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)に参加。2011年4月、ジェノヴァ歌劇場(カルロ・フェリーチェ)にて、「道化師」を指揮。10月、日本センチュリー交響楽団定期演奏会、群馬交響楽団定期演奏会で、指揮者として日本のオーケストラと初の共演を果たし、鮮烈な印象を与えた。

2012年1月、急遽フランスのリヨン歌劇場に代役として招かれ、プッチーニ・フェスティバルにおいて、プッチーニの3部作「ジャンニ・スキッキ、外套、修道女アンジェリカ」の指揮を託され、各紙からその豊かな音楽的才能を絶賛された。

引き続き、グラーツ歌劇場の「オテロ」、「マリア・ストゥアルダ」に招かれ、4月には、NHK交響楽団にデビュー。演奏者、聴衆の両方から圧倒的な支持を受ける成功を収めた。

イタリアにおいては、ミラノ・ヴェルディ交響楽団との関係を深めつつ、2012年は、ヴェネツィア・フェニーチェ座管弦楽団、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団、トリノRAI交響楽団というイタリアを代表するオーケストラに一気にデビュー。

ガエタノ・デスピノーサは、現在注目を集める若手世代の指揮者達のなかでも最も興味深い才能とみなされ、一気に国際舞台における活躍の場を拡げている。

勅使川原 三郎 (てしがわら さぶろう、演出・装置・照明・衣裳)

クラシックバレエを学んだ後、1981年より独自の創作活動を開始。1985年、宮田佳と共にKARASを結成し、既存のダンスの枠組みではとらえられない新しい表現を追及。類まれな造形感覚を持って舞台美術、照明デザイン、衣装、音楽構成も自ら手掛ける。光・音・空気・身体によって空間を質的に変化させ創造される、かつてない独創的な舞台作品は、ダンス界にとどまらず、あらゆるアートシーンに衝撃を与えるとともに高く評価され、国内のみならず欧米他、諸外国の主要なフェスティバルおよび劇場の招きにより多数の公演を行う。

自身のソロ作品、KARASとのグループ作品創作の他にも、パリオペラ座バレエ 団などヨーロッパの一流バレエ団からの依頼で作品を創作。日本人振付家として初めての快挙であると同時に、世界的先駆者となっている。

また勅使川原の作り出す複合的な、高い美意識に包まれた世界観は各界で注目されており、2010年にはイタリアベニスのフェニーチェ劇場の依頼により、オペラ「Dido and Aeneas」,2011年にはエクサン・プロヴァンスフェスティバルの招待でオペラ「Acis and Galatea」などを演出。造形美術家としても、日本、ドイツ、フランス、イギリス、オーストリア、などに招聘され、インスタレーション作品の創作、展示を行なっている。

また、既成の枠におさまらない実験的映像作品の創作にも意欲的に取り組んでいる。2009年にはシドニーのicinema ( centre for interactive cinema research )とのコラボレーション研究の結果3D映像インスタレーション Double Districtを上海、フランスにて発表。2次元の映像に関しても、自らで撮影のみならず編集も手がけ、映像としての身体とその動きの新たな可能性を切り開き、全く次元の違う身体表現の世界を作り出し続けている。

またダンス教育に関しても独自の理念をもち、KARAS創設以前より常に継続してワークショップを行い、現在に至るまで国内外で若手ダンサーの育成に力を注ぐ。2008年4月に、新国立劇場・富山市オーバードホール・まつもと市民芸術館の3館で10代のダンサー達と共に1年間のワークショップを行い、創作した作品「空気のダンス」を上演し、勅使川原のダンス・メソッドの確かさが高評を得たばかりである。現在はこのプロジェクトで育った若いダンサーの数名がカンパニーの一員として国内外での公演活動に参加しながら、その身体メソッドを継承し続けている。

海外では1995年にはロンドンで1年間に及ぶ若者のための教育プロジェクトS.T.E.P.(Saburo Teshigawara Education Project)を設立、1999~2000年にはS.T.E.P.2000を発足しロンドンとヘルシンキの共同企画公演 「Flower Eyes」へと展開した。ここでもやはりワークショップに重きをおき、1年かけての準備がそれぞれにおいて行なわれている。

その他、ローレックス メントー&プロトジェ アートプログラムのメントー(指導者)を委託され、1年間(2004~2005年)に渡り若手芸術家育成支援事業に関わった。2006年度から2013年度は立教大学現代心理学部映像身体学科において、また2014年度からは、多摩美術大学美術学部演劇舞踊デザイン学科の教授として教育現場における新世代との創造活動にも熱い意欲を注いでいる。

その他にも執筆活動を行うなど、芸術表現の様々な局面で常に新たな可能性を切り開いていくアーティストとして、国際的な注目を集めている。

その他のキャストにつきましてはこちらをご覧ください

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(あいちトリエンナーレプレスリリースより)

開始日2016/09/17
終了日2016/09/19
エリア愛知県
時間2016年 9月17日(土)、19日(月・祝) 両日とも 15:00 開演 (14:15 開場)
休日なし(上記2公演のみ)
その他備考■入場料金 (全席指定)
S席 15,000円 A席 12,000円 B席 9,000円 C席 6,000円 D席 3,000円(学生1,500円) 車椅子席 9,600円
※未就学のお子さまは入場できません。
※学生割引は25歳以下が対象です(要学生証)。
※団体割引があります(20名以上)。
■チケット取扱
・愛知芸術文化センター内プレイガイド ☎052-972-0430 (座席選択可)
・名古屋市文化振興事業団チケットガイド ☎052-249-9387 (座席選択可)
・チケットぴあ 【Pコード=290-787】 Web予約 http://t.pia.jp (座席選択可)
・店頭購入 チケットぴあ店舗、セブン-イレブン、サークルKサンクス
電話予約 ☎0570-02-9999
・アイ・チケット ☎0570-00-5310 http://clanago.com/i-ticket (座席選択可)
発売開始 4月23日(土) 午前10時
開催場所愛知県芸術劇場 大ホール(愛知芸術文化センター2階)
アクセス〒461-8525 名古屋市東区東桜一丁目13番2号
TEL(052)971-5511(代表)
・地下鉄
東山線または名城線「栄」駅下車、徒歩3分 (オアシス21から地下連絡通路または2F連絡橋経由)
・名鉄
瀬戸線「栄町」駅下車、徒歩2分 (オアシス21から地下連絡通路または2F連絡橋経由)
http://www.aac.pref.aichi.jp/guide/access.html