MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事 MIYAKE ISSEY EXHIBITION: The Work of Miyake Issey

03_《フライング・ソーサー Spring/Summer 1994》《No. 10 スカート》(RGB)

左:ISSEY MIYAKE《フライング・ソーサー Spring/Summer 1994》1993年
右:132 5. ISSEY MIYAKE《No. 10 スカート》2010年 
撮影:左右ともに、宇戸浩二

国立新美術館では、2016年3月16日(水)から6月13日(月)まで、デザイナー・三宅一生氏の展覧会を開催します。2007年の開館以来、「さまざまな美術表現を紹介し、新たな視点を提起する美術館」を活動理念とする国立新美術館では、デザインは重要な展示テーマの一つと考えてきました。このたびの展覧会「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」は、三宅氏が活動を開始した1970年から現在に至る約45年間の仕事を紹介する、これまでにない規模の展覧会となります。

三宅氏は常に次の時代を見据えながら、新しい服づくりの方法論と可能性を示しています。それは、1960年に日本で初めて開催された世界デザイン会議において、当時、多摩美術大学在学中であった三宅氏が、衣服デザインが含まれないことに疑問を持ち質問状を送ったことに始まります。既にそこには、衣服は時代と共に移ろう「ファッション」として存在するのではなく、より普遍的なレベルで私たちの生活と密接に結びついて生まれる「デザイン」であるという三宅氏の思想が見て取れます。以来、既成の枠にとらわれない自由な発想のもと、独自の素材づくりから始まり、「一枚の布」と身体との関係や、そこに生まれる「ゆとり」や「間(ま)」を追求しています。また、チームと共に粘り強いリサーチと実験を行い、革新性と着心地のよさを兼ね備えた衣服を生み出しています。

本展では、初期から最新プロジェクトまでの全仕事を通して、ものづくりに対する三宅氏の考え方やデザインアプローチを明らかにし、未来に向けた更なる創作の可能性を探ります。三宅氏の仕事の多様性や豊かさを示しつつ、細部をも丹念に紹介する本展は、今なお進化し続ける三宅氏の服づくりについて明らかにするものです。子どもから大人まで、誰もがつくることの楽しさに触れていただくとともに、本展が自由な発想を押し広げ、創造力を刺激する機会となれば幸いです。

【 三宅一生(みやけ・いっせい)】
衣服デザイナー。1938年広島県生まれ。1970年三宅デザイン事務所設立。1973年よりパリコレクションに参加。「一枚の布」のコンセプトを基に伝統的な技と最先端の技術を応用しながら独自の服づくりを行う。2010年文化勲章受章。

展覧会ホームページ

ISSEY MIYAKE《バス(馬尾毛) Autumn/Winter 1990》1990年 撮影:岩崎寛

<展覧会の見どころ>

◎ 三宅氏の服づくりの考え方を展示
三宅氏は時代や社会が求めるものを敏感に感じ取り、何よりも人間を中心に置いた服づくりを行っています。それは、「ジーンズやTシャツのように多くの人が自由に着られる服をつくりたい」という三宅氏の言葉にも表れています。

◎ 伝統 × 最新テクノロジ
三宅氏は伝統技術や職人技を自身の衣服デザインに生かすとともに、新しい素材の開発や服づくりの方法を探求してきました。このような取り組みにより、PLEATS PLEASEやA-POCのような従来の服づくりとは異なる画期的なデザインが生み出され、人々の生活をより一層彩ってきました。本展では初めて三宅氏独自の「製品プリーツ」の制作過程を展示します。

※Section Cでは、開館日の毎朝11:00-12:00(金曜日は11:00-12:00と18:00-19:00の2回)にスタッフがプリーツマシーンを動かし、制作実演を行います。三宅一生氏のプリーツの制作プロセスを、ぜひご覧ください。

◎ グラフィック・デザイナー、佐藤卓(さとう たく)氏による会場およびヴィジュアル・デザイン デザイナー、吉岡徳仁(よしおか とくじん)氏による「グリッド・ボディ」を用いた空間デザイン
佐藤卓氏による会場デザイン(ルームC)は、楽しみながら三宅氏の服づくりを理解する発見の場となります。さらに佐藤氏によるヴィジュアルも三宅氏の衣服のもつ魅力を伝えます。 吉岡徳仁氏が空間デザインを手がけたルームA及びBにおいて、今回の展覧会のために、新たにデザインされた「グリッド・ボディ」を用いた展示を行います。

 

国立新美術館「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」展示風景 撮影:吉村昌也

<イヴェント>

内容や日時は都合により変更となる可能性があります。あらかじめご了承ください。また詳細や最新情報につきましては美術館ホームページをご覧ください。

■トークイヴェント(事前申込)

「一生さんから学んだこと」 —終了しました
話し手:吉岡徳仁(デザイナー)
聞き手:川上典李子(デザイン・ジャーナリスト)

吉岡徳仁氏は、本展で「グリッド・ボディ」をデザインし、展示空間を表現しました。20代前半から三宅デザイン事務所のアシスタントとして、パリコレクションのアクセサリーや空間デザインなどを担当し、その後2000年に吉岡徳仁デザイン事務所を設立しました。自由で新しい可能性に挑戦し続ける吉岡氏のデザインが生まれたルーツ、三宅一生氏との仕事について、デザイン・ジャーナリストの川上典李子氏を聞き手に振り返っていただきます。
日時:2016年3月21日(月・祝)14:00~15:30(開場13:30)
会場:国立新美術館3階 講堂
定員:260名(事前申込)
定員:※聴講は無料ですが、本展の観覧券(半券可)の提示が必要です。—予定数に達したため、募集を締め切りました。
※参加申込をされた方以外の当日参加はできません。

国立新美術館「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」展示風景 撮影:吉村昌也

「動きのクリエイション」—予定数に達したため、募集を締め切りました。
話し手:宮前義之(ISSEY MIYAKEデザイナー)、金森 穣(演出振付家、舞踊家)

ISSEY MIYAKEのデザイナーである宮前義之氏と、Noismの演出振付家、舞踊家である金森穣氏は、2014年の12月に舞台で互いのクリエイションを刺激し合い、初のコラボレーションを果たしました。トークでは「動き」をキーワードに、身体の捉え方、チームを率いて仕事をする際のクリエイションの方法などをお話しいただきます。両氏による貴重な対談に、ご期待ください。
日時:2016年4月9日(土)14:00~15:30(開場13:30)
会場:国立新美術館3階 講堂
定員:260名(事前申込)
定員:※聴講は無料ですが、本展の観覧券(半券可)の提示が必要です。—予定数に達したため、募集を締め切りました。
※参加申込をされた方以外の当日参加はできません。

国立新美術館「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」展示風景 撮影:吉村昌也

「三宅一生の感覚」—予定数に達したため、募集を締め切りました
話し手:佐藤 卓(グラフィック・デザイナー)、深澤直人(プロダクト・デザイナー)

三宅一生氏の衣服やプロダクトなどのデザインは、実際に触れたり、身につけたり、メディアからの情報で知る機会があっても、三宅氏自身の人となりや感覚的な面については、これまであまり語られてきませんでした。本展のアート・ディレクションおよびグラフィック・デザインを行う佐藤卓氏と、21_21 DESIGN SIGHTでディレクターを務めるプロダクト・デザイナーの深澤直人氏は、10年以上にわたり三宅氏とともに仕事をしています。本イヴェントでは、そのような両氏だからこそ知りえた、三宅氏独自の「感覚」についてお話しいただきます。
日時:2016年4月23日(土)14:00~15:30(開場13:30)
会場:国立新美術館3階 講堂
定員:260名(事前申込)
定員:※聴講は無料ですが、本展の観覧券(半券可)の提示が必要です。—予定数に達したため、募集を締め切りました
※参加申込をされた方以外の当日参加はできません。

ISSEY MIYAKE《コロンブ Spring/Summer 1991》1990年 撮影:岩崎寛

「Nobody Knows」
話し手:高木由利子(写真家)、田根 剛(建築家)

高木由利子氏はISSEY MIYAKEのアーカイブ・コレクションを、2年以上の時間をかけて撮りおろしました。本展には、その写真から制作されたstill/movieが展示上映されています。生命感あふれる躍動的な写真で知られる高木氏と、パリを拠点に活躍する建築家の田根剛氏の対談から、衣服、写真、建築に共通するものづくりの本質をさぐります。作品制作として「イメージを捉える」とは、どのようなことなのか。「予期できないことが起こるのがクリエイション。どうなるかはNobody Knows」という高木氏の言葉から生まれたこのイヴェントのタイトルのように、世界を舞台に活躍されるお二人のトークも、予測できない一度限りのクリエイションです。その時間に、皆さまぜひお立ち会いください。
日時:2016年5月8日(日)14:00~15:30(開場13:30)
会場:国立新美術館3階 講堂
定員:260名(事前申込)
定員:※聴講は無料ですが、本展の観覧券(半券可)の提示が必要です。
申込方法:お申込みページより、2016年3月23日(水)12時から5月5日(木・祝)までお申込いただけます。
※先着順の受付となりますので、締切り時期にかかわらず、定員に達した時点で申込を終了とさせていただきます。
※必要事項に記入漏れがある場合、受付をお断りすることがあります。
※参加申込をされた方以外の当日参加はできません。
※お申込いただいた個人情報は、本事業のために使用し、その他の目的では使用しません。
※内容や日時は都合により変更となる可能性があります。あらかじめご了承ください。

ISSEY MIYAKE《葉っぱプリーツ Spring/Summer 1990》1989年 撮影:岩崎寛

「小さな驚きを与え続けること —三宅一生のテキスタイル創り—」
話し手:皆川魔鬼子(テキスタイルデザイナー、株式会社 イッセイ ミヤケ 取締役)
日時:2016年6月4日(土)14:00~15:30(開場13:30)
会場:国立新美術館3階 講堂
定員:260名(事前申込)
定員:※聴講は無料ですが、本展の観覧券(半券可)の提示が必要です。
申込方法:美術館ホームページより、2016年4月21日(木)から6月1日(水)までお申込いただけます。
※先着順の受付となりますので、締切り時期にかかわらず、定員に達した時点で申込を終了とさせていただきます。
※必要事項に記入漏れがある場合、受付をお断りすることがあります。
※参加申込をされた方以外の当日参加はできません。
※お申込いただいた個人情報は、本事業のために使用し、その他の目的では使用しません。
※内容や日時は都合により変更となる可能性があります。あらかじめご了承ください。

132 5. ISSEY MIYAKE《No. 1ドレス》2010年 撮影:岩崎寛

■ワークショップ

「ギザギザバッグにデコレーションをして、オリジナル巾着袋をつくろう!」—終了しました
講師: PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKEスタッフ

展覧会にも登場する「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE(プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ)」。ギザギザに加工(プリーツ)された袋の上に、特別な色紙を好きなかたちに切ったり、破いたり、折ったりして、自由にデザインします。機械に挟んで熱と圧力をかけて出来上がり。参加者と保護者の1組でひとつ、自分だけのオリジナル巾着袋をつくりましょう。
[変更のお知らせ]製作物はリュックから巾着袋に変更となりました。
日時:2016年3月26日(土)
日時:第1回 10:30~12:00 / 第2回 13:00~14:30 / 第3回15:00~16:30
日時:※各回とも同内容です。
会場:国立新美術館3階 研修室A・B
対象:小学生とその保護者(※必ず保護者が同伴してください。)
定員:各回8組(参加者と保護者で1組、各回16名)(事前申込)
参加料:無料

国立新美術館「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」展示風景 撮影:吉村昌也

「新聞紙とガムテープのアートを体験しよう!」
講師:関口光太郎(造形作家)

「MIYAKE ISSEY展」にコラボレーション作品を出品している造形作家の関口光太郎さんと一緒に、新聞紙とガムテープを使ってさまざまなかたちを作ることに挑戦します。身近な素材から作品が生み出される面白さを、あなたも体験してみませんか。
日時:2016年4月17日(日)10:30~16:00 ※昼休憩含む
会場:国立新美術館 1階ロビー
対象:小学生以上
定員:20人(事前申込)
定員:※13:00以降は当日参加が可能です。(事前申込不要)
参加料:無料
申込方法:こちらのページの申込フォームより、2016年3月16日(水)12時から4月5日(火)までお申込いただけます。
※プログラムや申込方法の詳細は、こちらのページをご覧ください。
※10:30から16:00までのひと続きのプログラムですが、13:00以降は自由制作を行いますので、当日参加が可能です。(事前申込不要。)ただし、会場の受入可能人数を超えた場合は、ご参加をお待ちいただくことがございます。
※10:30~12:00のご参加には事前申込が必要です。応募多数の場合は抽選のうえ、4月7日(木)までに、応募いただいた方全員にEメールにて参加の可否をご連絡いたします。
※当日は動きやすい服装でお越しください。
※必要事項に記入漏れがある場合、受付をお断りすることがあります。
※ご応募の際ご提供いただいた個人情報は抽選結果のご連絡にのみ使用させていただきます。

132 5. ISSEY MIYAKE《スクエア・ウール Vol. 4》2015年 撮影:岩崎寛

「折りオーリ ラボ開講!」
講師: Reality Labスタッフ

「132 5. ISSEY MIYAKE」の衣服や「陰翳IN-EI ISSEY MIYAKE」の照明器具は、折り構造をもとに開発されました。ワークショップでは、研究・開発チームであるReality Labのメンバーを講師に迎え、紙と布を使ってその折りのしくみを体験的に学びます。折りのしくみを知ったあとには、布に柄を転写し、スナップをつけて、一枚の布から立体に変化する世界に一つだけの小物を制作します。「132 5.」と「陰翳」の驚くべき折りのしくみから、ものづくりの楽しさを、ぜひ体感してください。

日時:2016年4月29日(金・祝)14:00~16:00
会場:国立新美術館3階 研修室A・B
対象:子どもから大人まで
対象:※小学生以下は必ず保護者が同伴してください。
定員:30名(事前申込)
参加料:無料
参加料:※参加は無料ですが、本展の観覧券(半券可)の提示が必要です。
申込方法:お申込みページより、2016年3月23日(水)12時から4月19日(火)までお申込いただけます。
機材協力:アサヒ繊維機械株式会社
※応募多数の場合は抽選のうえ、4月22日(金)までに、応募いただいた方全員にEメールにて参加の可否をご連絡いたします。
※当日は、汚れても良い服装でお越しください。
※必要事項に記入漏れがある場合、受付をお断りすることがあります。
※参加者本人、および参加者の保護者以外の方の見学、当日参加はできません。
※ご応募の際ご提供いただいた個人情報は抽選結果の連絡にのみ使用させていただきます。

国立新美術館「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」展示風景 撮影:吉村昌也

美術館ホームページより)

開始日2016/03/16
終了日2016/06/13
エリア東京都
時間10:00~18:00 金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
休日毎週火曜日 ただし、5月3日(火・祝)は開館
その他備考当日 1,300円(一般) 800円(大学生) 団体 1,100円(一般) 500円(大学生)
*5月18日(水)は「国際博物館の日」につき入場無料。
*高校生、18歳未満の方(学生証または年齢のわかるものが必要)および障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は入場無料。
*団体券は国立新美術館でのみ販売(団体料金の適用は20名以上)。
開催場所国立新美術館 企画展示室2E
アクセス〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
東京メトロ千代田線乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結)
都営大江戸線六本木駅7出口から徒歩約4分
東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口から徒歩約5分
http://www.nact.jp/information/access.html