ハラドキュメンツ10 佐藤雅晴―東京尾行 Hara Documents 10 Masaharu Sato: Tokyo Trace

図版1_東京尾行(メインビジュアル)

『東京尾行』 12チャンネル ビデオ、2015-2016年

原美術館がキュレーターの育成や若手作家の支援を目的に開催する不定期のプロジェクト、「ハラドキュメンツ」の第10弾として「佐藤雅晴―東京尾行」展を開催します。

佐藤雅晴(さとう まさはる、1973年、大分県生まれ)は、パソコンソフトのペンツールを用いて実写をトレースしたアニメーション作品に取り組んでいます。佐藤にとってトレースとは、対象を「自分の中に取り込む」ことだといいます。それは、自身の暮らす土地や目の前の光景への理解を深め、関係を結ぶ行為とも言えるでしょう。一方、佐藤の作品を見る私たちは、実写とのわずかな差異から生じる違和感や、現実と非現実を行き来するような知覚のゆらぎをおぼえます。人それぞれに多様な感情や感覚を呼び起こす佐藤の作品は、見ることや認識することの奥深さと豊かさを教えてくれます。

今回は、佐藤が作家として日本で注目されるきっかけとなったアニメーション作品、『Calling』(ドイツ編、2009‐2010年)を始め、「トレースとは尾行である」という新たな発想の下、2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて変わり行く東京の今を描いた最新のアニメーション作品『東京尾行』(2015-2016年)、さらに平面作品数点を加え、作家の表現の変遷を展観します。

上下とも『Calling』(ドイツ編)アニメーション、ループ(7分)、フルハイビジョン、
シングルチャンネル、2009-2010年

<佐藤雅晴 プロフィール>
1973年、大分県生まれ。1999年、東京芸術大学大学院修士課程修了。2000‐2002年、国立デュッセルドルフクンストアカデミーにガストシュラー(研究生)として在籍。2009年、「第12回岡本太郎現代芸術賞」にて特別賞を受賞。以後、川崎市市民ミュージアム(2013年、神奈川)やギャラリーαM(2014年、東京)等で個展開催。また、「No Man’s Land」展(2010年、フランス大使館旧庁舎、東京)や「Duality of Existence – Post Fukushima」(2014年、Friedman Benda、ニューヨーク)、「日常/オフレコ」(2014年、KAAT神奈川芸術劇場、横浜)等、国内外のグループ展に意欲的に参加している。現在、茨城県取手市在住。
Web site: http://masaharu-sato.tumblr.com/

上下とも『東京尾行』12チャンネル ビデオ、2015-2016年

<関連イベント>
「Meet the Artist:佐藤雅晴」
佐藤雅晴が自らの制作について語ります。当日は参加者の中からお一人を選び、トレースの実演も行います。
日時:2016年3月26日[土]2:00 pm – 3:30 pm
場所:原美術館 ザ・ホール
参加費:無料(要入館料)
定員:80人
募集開始日時:2月26日[金]11:00より
申込方法:お電話(03-3445-0651、開館時間中のみ)またはEメールにてお申し込みください。Eメールの場合、件名に「イベント申込み:Meet the Artist」、本文に氏名、連絡先電話番号、同伴者数をお書き添えの上、event@haramuseum.or.jpまでお送りください。

上下とも『東京尾行』12チャンネル ビデオ、2015-2016年

*会期中、原美術館ギャラリーIII、IV、V、他にて「原美術館コレクション展:トレース」を併催。「ハラドキュメンツ10」に出品する佐藤雅晴の制作技法・トレースにちなみ、他人の苦しみをなぞることで自分の苦しみを相対化していくソフィ カルの『限局性激痛』(第2部)や、名画の登場人物や現代のイコン的な人物に扮することで“模写”する森村泰昌の作品等を展観します。

*日曜・祝日には当館学芸員によるギャラリーガイドを行ないます。(2:30pmより30分程度) 2月27日[土]も2:30pmよりギャラリーガイドを行います。

『バイバイ カモン』 アニメーション、ループ、シングルチャンネル ビデオ、2010年

(美術館ホームページより)

 

開始日2016/01/23
終了日2016/05/08
エリア東京都
時間11:00 am - 5:00 pm(祝日を除く水曜は8:00 pmまで/入館は閉館時刻の30分前まで)
休日月曜日(祝日にあたる3月21日は開館)、3月22日
その他備考入館料 一般1,100円、大高生700円、小中生500円/原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料/20名以上の団体は1人100円引
開催場所原美術館 ギャラリーI、II、他
ギャラリーIII、IV、V、他にて 「原美術館コレクション展:トレース」(ソフィ カル、森村泰昌、ベルント&ヒラ ベッヒャー、他)を併催
アクセス〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25
Tel 03-3445-0651(代表) 
Fax 03-3473-0104(代表)
E-mail info@haramuseum.or.jp
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