シリーズ「美術館とコレクション」第4回:根津美術館から学ぶ 物語絵のABC ~文学と美術が出会うとき ―源氏物語、平家物語、曾我物語、酒呑童子―

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シリーズ「美術館とコレクション」第4回

根津美術館から学ぶ 物語絵のABC
~文学と美術が出会うとき
―源氏物語、平家物語、曾我物語、酒呑童子―

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日程:2015年12月11日 (金)

時間:19:00~21:00/開場18:30~

受講料:2,700円(税込)

定員:45名様

会場:青山ブックセンター本店内・小教室

詳細・お申込みはコチラ http://www.aoyamabc.jp/culture/museum-collection4/

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今回のシリーズ「美術館とコレクション」は東京 青山に位置する私立美術館 根津美術館から「物語絵」を学びます。講師は、同館学芸部学芸第二課長の野口剛さんです。

根津美術館は、日本では数館しかない第2次世界大戦以前からの歴史を持つ美術館です。根津美術館のコレクションは、実業家で茶人の初代・根津嘉一郎(1860-1940)の蒐集品が基礎となっています。自身の蒐集品を秘蔵にせず「衆と共に楽しむ」という氏の意志を受け継ぎ、二代・嘉一郎の手によって昭和16年に開館しました。今ではコレクションの数は 7,414件に及び、中には国宝7件、重要文化財87件、重要美術品94件が含まれます。その中でも人気を博している尾形光琳の《国宝 燕子花図屏風》を併設される庭園に燕子花が咲く時期に展示し、屏風と庭園を共鳴させるなど、根津美術館の企画展はコレクションの魅力を最大限に引き出す工夫が細部まで行き届いています。

そんな根津美術館では、11月14日から「物語をえがく―王朝文学からお伽草子まで」が開催されます。伊勢や源氏物語などの王朝文学から平家物語や酒呑童子などのお伽草子まで、さまざまな物語を描いた絵画作品が展示される、物語絵の展覧会です。原典である物語の多くは、誰しもが一度はそのタイトルを耳にしたことがある有名な古典文学ですが、実は読んだことはない、教科書に載っていたような気がする・・・という人は少なくないかもしれません。しかし、不思議と物語絵を前にすると、物語を読んだことがなくても、どのような場面や状況なのかを感じるこができたり、描かれている人物から声が聞こえてきそうな感覚になったりと、物語を楽しく思い描くことができるのではないでしょうか。

今回は物語絵の誕生と展開、その歴史を概観するとともに、とくに物語を絵画化する方法と、絵に描かれた物語がいかに受容されたかを考えることで、物語絵と古典文学、双方の魅力に迫ります。絵師たちがどのように物語を描いたのかを見ていくことで、日本人の想像力や読解力の豊かさを感じていただく機会になればと思います。
さらに、初代・嘉一郎が蒐集力と審美眼を基にいかにしてコレクションを築きあげてきたか、そのコレクションをどのように活かして展示を作るのか、コレクションの形成から展覧会企画の裏側までお話しいただきます。

【講師:野口さんからのメッセージ】

物語は古くから絵に描かれ、楽しまれました。たとえば、最古の歌物語である伊勢物語の存在が文献上に知られるのは源氏物語のなかですが、そこで伊勢物語は早くも絵巻となって登場します。もちろん源氏物語も、成立後まもなく絵に描かれたと考えられます。絵は、物語の享受において重要な役割を果たしてきたのです。
今回は、絵巻、画帖、屏風など、さまざまな形式の物語絵が、いかに楽しまれたのかを紹介します。なかでもとくに源氏物語に取材した「源氏絵」がどのような場面を絵画化しているかを分析することで、源氏絵の楽しみ方や、そもそも源氏物語の魅力はどこにあるのかを考えてみたいと思います。

開始日2015/12/11
終了日2015/12/11
エリア東京都
時間19:00~21:00(開場18:30~)
休日
その他備考受講料:2,700円(税込)
開催場所青山ブックセンター本店内・大教室
アクセス〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5-53-67
コスモス青山ガーデンフロア (B2F)
電話:03-5485-5513
メール:culture@boc.bookoff.co.jp