【やえごん】観世喜之卒寿記念 皐楽会/喜謡会 大会

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(左)前回の会 舞囃子 龍田  (右)能 善知鳥

お能の会です。能を稽古をしている素人の方々の発表会なので入場無料、出入り自由です。能の一部を舞ったり謡ったりします。

仕舞は能のごく一部の舞を地謡(ぢうたい)というバックコーラスでやります。一曲5分

舞囃子はやはり一部の舞ですが、笛、鼓、大鼓、太鼓(無いときもあり)が入ります。一曲 10~15分

独吟は能の謡の一部を一人で謡います。一曲3~5分

素謡は能の謡全てをシテ(素人)にワキ地謡がプロで謡います。一曲  20~30分

わたしは17時頃からの「善知鳥(うとう)」に舞囃子で出演します。

善知鳥(うとう)とは
ウトウとはウミスズメ科の海鳥で北日本の海際で繁殖するそうです。ウトウの習性は親鳥が「ウトウ」と鳴くと子鳥は「ヤスカタ」と応えるというもので猟師は親鳥の鳴き真似をして子鳥を捕えるとのこと。能はこのウトウを捕る猟師が主人公で生前の殺生故に死後地獄に堕ち化鳥となったウトウや鷹から責め苛まれます。

物語
諸旅の僧侶が立山にさしかかったとき、猟師の亡霊が現れ、現世に残した妻と子のところに蓑笠を届けて、仏壇にあげるように頼みます。僧侶は承諾しますが、この話を妻子に信用させるために何か証拠の品を渡すように言い、猟師は生前着ていた着物の片袖を渡します。僧侶が陸奥国外の浜にある猟師の家を訪ね、妻子に片袖を見せると二人はただ泣くばかり。僧侶が蓑笠を仏壇にあげて経を唱えると、猟師の亡霊が現れ、地獄の辛さを話し、殺生をしたことや、そうしなくては食べていけなかった自分の哀しい人生を嘆きます。ウトウは、親が「うとう」と鳴くと、子が「やすかた」と応えるので、猟師はそれを利用して声真似をして雛鳥を捕獲していたため、地獄で鬼と化したウトウに苦しめられ続けていると話し、僧侶に助けを求めます。

見どころ
善知鳥は殺生への興奮と懺悔、死後の苦しみを親子の情愛とからめて描いた執心物の代表で、「阿漕」「鵜飼」と共に 三卑賤 と呼ばれています。 善知鳥の「カケリ」は特別なもので「追い打ちのカケリ」と呼ばれています。 亡霊が鳥を狙い打ち捕る様子を具体的に再現して見せるものでかなり写実的になると思います。

狩猟の面白さに我を忘れる場面が一転地獄に堕ち、猟師は鷹に化身したウトウに爪で目をえぐられたり・・・・と恐いです。

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12時予定の素謡「道成寺」には野村萬斎さんも出演されます。能がわからない、敷居が高いと思われる方には違う角度から能に触れるよい機会です。御都合つきましたらぜひお気軽に足をお運びください。

プログラム P1
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プログラム P2
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(やえごん)

開始日2015/10/25
終了日2015/10/25
エリア東京都
時間午前10:30より(開場10:00、出入り自由)
休日
その他備考入場無料
開催場所矢来能楽堂
アクセス〒162-0805 東京都新宿区矢来町60
TEL 03-3268-7311 FAX 03-5261-2980
Email  yarai@eos.ocn.ne.jp
東京メトロ東西線「神楽坂」駅2番出口(矢来口)より徒歩2分
都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂」駅 A1出口より徒歩5分
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