そこにある、時間―ドイツ銀行コレクションの現代写真

図版1

曹斐(ツァオ フェイ) 「自分の未来は夢にあらず 02」 2006年/120 x 150 cm/Cプリント
© Cao Fei / Deutsche Bank Collection

紙の作品のコレクションとしては最高峰とされる、ドイツ銀行の現代美術コレクション約60,000点より、1970年代から最近にいたる写真芸術の魅力を、アジア・アフリカ・アメリカ・ヨーロッパのアーティスト約40組60点の秀作で紹介いたします。

本展は、「《時間》を切り取ってメディアに定着させる」という写真の性質を活かしたさまざまな表現を鑑賞することで、芸術表現としての《写真》の魅力を再確認していただく試みです。

また、世界各国のアーティストたちが共通言語としての現代美術にいかに取り組んでいるのか、という点も本展の見どころです。ベルント&ヒラ ベッヒャー、アンドレアス グルスキー、ゲルハルト リヒターなど国際的に知られるドイツの作家たち。曹斐(ツァオ フェイ)、ヂョン ヨンドゥ、劉錚(リウ ジェン)など近年注目を集めるアジアの作家たち。杉本博司、佐藤時啓、やなぎみわなど日本の作家たち。さらに、アフリカ・アラブ・東欧など、それぞれの文化的・社会的背景のもとで模索する作家たち。彼らの表現から、加速化するグローバリゼーションの流れの中にある現代の写真表現を展観する試みとなります。

杉本博司 「ローズクラン ドライブインシアター、パラマウント」 1993年/
42 x 54 cm/ゼラチンシルバープリント © Hiroshi Sugimoto / Deutsche Bank Collection

【出品予定作家一覧】
シリン アリアバディ Shirin Aliabadi (1973~ イラン)
カデル アティア Kader Attia (1970~ フランス)
イト バラーダ Yto Barrada (1971~ フランス)
ベルント&ヒラ ベッヒャー Bernd & Hilla Becher (1931~2007/1934~2015ドイツ)
ゾーラ ベンセムラ Zohra Bensemra (1968~ アルジェリア)
ジェラード バーン Gerard Byrne (1969~ アイルランド)
曹斐 (ツァオ フェイ) Cao Fei (1978~ 中国)
スーザン ダージェス Susan Derges (1955~ イギリス)
フィリップ=ロルカ ディコルシア Philip-Lorca diCorcia (1951~ アメリカ)
ハサン&フセイン エソップ Hasan and Husain Essop (1985~ 南アフリカ)
ギュンター フェルク Günter Förg (1952~2013 ドイツ)
ルイジ ギッリ Luigi Ghirri (1943~92 イタリア)
アンドレアス グルスキー Andreas Grusky (1955~ ドイツ)
シヴォーン ハパスカ Siobhàn Hapaska (1963~ 北アイルランド)
マチルド テル ハイネ Mathilde ter Heijne (1969~ フランス)
カンディダ ヘファー Candida Höfer (1944~ ドイツ)
オットマー ヘール Ottmar Hörl (1950~ ドイツ)
ヂョン ヨンドゥ Yeondoo Jung (1969~ 韓国)
イドリス カーン Idris Khan (1978~ イギリス)
ジェフ チェンシェン リャオ Jeff Chien-Hsing Liao (1977~ 台湾)
マルティン リープシャー Martin Liebscher (1964~ ドイツ)
劉錚 (リウ ジェン) Liu Zheng (1969~ 中国)
シャロン ロックハート Sharon Lockhart (1964~ アメリカ)
ボリス ミハイロフ Boris Mikhailov (1938~ ウクライナ)
フリオ セザール モラレス Julio Cézar Morales (1966~ メキシコ)
エイドリアン パチ Adrian Paci (1969~ アルバニア)
コーネリア パーカー Cornelia Parker (1956~ イギリス)
シグマー ポルケ Sigmar Polke (1941~2010 ドイツ)
ゲルハルト リヒター Gerhard Richter (1932~ ドイツ)
クラウス リンケ Klaus Rinke (1939~ ドイツ)
佐藤時啓 Tokihiro Sato (1957~ 日本)
ダヤニータ シン Dayanita Singh (1961~ インド)
トーマス シュトルート Thomas Struth (1954~ ドイツ)
アネット シュトゥート Anett Stuth (1965~ ドイツ)
杉本博司 Hiroshi Sugimoto (1948~ 日本)
マッシモ ヴィターリ Massimo Vitali (1944~ イタリア)
やなぎみわ Miwa Yanagi (1967~ 日本)
朱加 (チュウ ジァ) Zhu Jia (1963~ 中国)

※作家の記載は姓のアルファベット順で「氏名・生没年・出身地域」

アネット シュトゥート 「記憶」 2004年/180 x 250 cm/Cプリント
© Anett Stuth / Deutsche Bank Collection

【関連イベント】

本展会期中にさまざまな関連イベントを準備しています。下記以外にも準備中のイベントがあり、その詳細は決まり次第発表の予定です。

最新情報については、美術館ホームページをご覧ください。

(1) 映像作品上映(予約不要、先着順)
原美術館ザ・ホールにて、ドイツ銀行コレクションの中から、曹斐(ツァオ フェイ)、フリオ セザール モラレス、蔡國強(ツァイ グオチャン Cai Guo-Chang)の映像作品を上映。
合計3作品、約45分間。入館料のみ必要。
会期中の水曜日(9月23日と12月23日はのぞく)、6:00 pm-

(2) 開催記念キュレータートーク(予約制) (終了)
フリードヘルム ヒュッテ[ドイツ銀行 グローバル ヘッド オブ アート] 聞き手:安田篤生[原美術館]
日時:9月12日[土] 2:00 – 4:00 pm/場所:原美術館ザ・ホール
入館料のみ必要。ご予約はe-mailにて、表題に[9/12トーク申込]、
本文に氏名、ご連絡先電話番号、人数を明記し、event@haramuseum.or.jpまでお送りください。

(3) ワークショップ
出品作家の佐藤時啓(2015年芸術選奨文部科学大臣賞受賞)による、親子で参加できる体験型ワークショップ。
10月31日[土] 原美術館ザ・ホールにて
詳しい内容ならびに参加費、申込み方法は後日発表

マッシモ ヴィターリ 「#2232, マディーマの波」 2005年/220 x 180 cm/Cプリント
© VG Bild-Kunst, Bonn 2015 / Deutsche Bank Collection

(4) Meet Stephen Sarrazin: スティーヴン サラザンのレクチャーシリーズ
(各回予約制・逐次通訳付)

開催中の展覧会「そこにある、時間-ドイツ銀行コレクションの現代写真」の関連イベントとして、フィルム、ムービングイメージ、メディアアートを専門とするキュレーターで評論家のスティーヴン サラザン氏のレクチャーシリーズ[計3回]を開催します。

第1回 10月17日[土] 2:00 – 3:30 pm 「写真が現代美術になるまで」
メディアの中でも類まれな写真が現代美術の手法として一時代を築いた過程と背景に迫ります。先陣を切った作家や美術館は?初期のコレクターはどんな人たち?

今最も注目すべき作家は?レクチャーでは、現代写真作家を追ったDVDシリーズ「Contacts」を参照します。
[トークと映像上映(抜粋) 約70分+Q&A]

第2回 11月21日[土] 2:00 – 4:00 pm 「写真とメディアアートの関係」
シェリー シルヴァー(1957年生まれ、ニューヨーク出身)は、エイヤ=リーサ アハティラ、ジェームズ コールマン、ダグ エイトキン、アンリ サラと並び、現代美術においてビデオまたはフィルムの映写というスタイルを始めた作家の一人です。現在コロンビア大学の講師を務める氏の作品群は、昨年ポンピドゥーセンターで開催されたCinema du Reel Festival(シネマ・デュ・レール映画祭)にて回顧上映されました。本レクチャーでは、「Touch」(2013年)と「What I’m looking for」(2004年)の2作品を取り上げ、歴史、自叙伝、親交と写真の関係について考察します。
[トークと映像上映(抜粋) 約90分+Q&A]

第3回 12月5日[土]2:00 – 4:00 pm 「映画監督トラヴィス クローゼとの対話」
写真家荒木惟経に密着したドキュメンタリー「アラキメンタリ」の映画監督トラヴィス クローゼとの対談。作家荒木の人生を彩るさまざまな要素-大都市東京、花、亡き妻陽子、猫チロ、大勢の女性モデルたちーを大胆に捉えた「アラキメンタリ」は欲望、エロス、本能と知性が混ざり合った作家の明確なビジョンを浮き彫りにします。当日は対談とあわせて、森山大道、北野武、ビョークら豪華ゲストが出演する「アラキメンタリ」を上映します。
[対談 約45分+「アラキメンタリ」上映 75分]

場所:原美術館ザ・ホール
料金:入館料のみ。予約制
協力:ドイツ銀行

ご予約はe-mailにて、表題に[参加ご希望日・サラザンレクチャー申込]、本文に氏名、電話番号、人数を明記し、event@haramuseum.or.jpまでお願いいたします。

美術館ホームページより)

やなぎみわ 「My Grandmothers: MINEKO」 2002年/87.5 x 120 cm/Cプリント
© Loock Galerie / Deutsche Bank Collection

開始日2015/1912
終了日2016/01/11
エリア東京都
時間11:00 am - 5:00 pm(祝日を除く水曜は8:00 pmまで/入館は閉館時刻の30分前まで)
休日月曜日(祝日にあたる9月21日、10月12日、11月23日、1月11日は開館)、9月24日、10月13日、11月24日、年末年始(12月28日-1月4日)
その他備考入館料 一般1,100 円、大高生700 円、小中生500 円/原美術館メンバーは無料、学期中の土 曜日は小中高生の入館無料/20 名以上の団体は1 人100 円引
開催場所原美術館
アクセス東京都品川区北品川 4-7-25
〒140-0001
Tel 03-3445-0651(代表) Fax 03-3473-0104(代表)
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