東京国立近代美術館から学ぶ 藤田嗣治と戦争画のABC~画家たちが描いた戦争(シリーズ「美術館とコレクション」第3回)@青山ブックセンター本店:10/9

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シリーズ「美術館とコレクション」第3回

東京国立近代美術館から学ぶ
藤田嗣治と戦争画のABC~画家たちが描いた戦争

日程:2015年10月9日 (金)
時間:19:00~21:00/開場18:30~
料金:2,700円(税込)
定員:45名様
会場:青山ブックセンター本店内・小教室
詳細・お申し込みはコチラ→http://www.aoyamabc.jp/culture/museum-collection3/

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シリーズ「美術館とコレクション」第3回目は、日本初の国立美術館である東京国立近代美術館(以下、MOMAT)のコレクションから、藤田嗣治と戦争画について学びます。講師は同館美術課長の蔵屋美香さんです。

MOMATの所蔵作品は約12,500点(2015年7月現在)。2012年にリニューアル工事が行われた所蔵作品展「MOMATコレクション」では、毎回約200点を展示、2~3か月ごとに大きな入れ替えを行っています。重要文化財を中心としたハイライトコーナーや、日本画に特化した部屋、企画展と連動したテーマ展示など、さまざまな角度からコレクションに触れることができます。まさに「所蔵品展っていつ行っても一緒でしょ?」というイメージを覆す工夫が盛りだくさんで、年間約20万人が訪れます。

9月19日からは、現在あちこちで話題の「MOMATコレクション 特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示。」がはじまります(~12月13日)。藤田作品の全点展示ははじめての試みです。同館所蔵の藤田作品は全25点、そのうち14点が戦争画です。

ちなみに、MOMAT所蔵の戦争画は藤田含め、全153点に及びます。これらは戦後アメリカに運ばれ、1970年に無期限貸与という形で日本に返還されたもので、以来MOMATに所蔵されています。戦争画というと藤田のみが広く知られますが、同館の作品を見ると、宮本三郎、中村研一、猪熊弦一郎など、実に多くの画家たちがさまざまな形で戦争画を描いたことがわかります。

今回は、まず藤田嗣治を入口に、MOMATが所蔵する戦争画の表現の特徴を広く探ります。また、いわゆる「戦争画」を太平洋戦争期に描かれた日本の作品のみに限らず、ルネサンス絵画や浮世絵・錦絵など古今東西の戦争表現の中に置いてみることで、新しい視点から藤田らの描いた作品を捉え直します。

加えて、今回の企画を手がかりとして、美術館にとってのコレクション展の位置づけや役割についても考えていければと思います。

【蔵屋美香さんより】

「戦争画」ってご存知でしょうか。何となく聞いたことがあるぐらいでしょうか。あるいは「タブーとして隠された名画なんでしょ?」とお思いでしょうか。「画家たちがこぞって戦争に協力したショッキングなできごとだ」「いや、藤田だけはこっそり反戦の意志を示した」といった意見をお持ちでしょうか。

今回は、まず藤田嗣治を中心に、作品の数々をじっくり観察することで、太平洋戦争期の戦争画表現の特徴を探ります。加えて、レオナルド・ダ・ヴィンチなど藤田が憧れたヨーロッパの絵画や、日本の浮世絵・錦絵といった、古今東西の戦争表現と比較することで、日本の戦争画の位置付けを考えます。

こうした作業を経ると、きっとこれまでとは異なる新しい視点から戦争画の表現を、そして社会とアーティストとの関係を、考えることができると思います。

また、今回の「特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示。」は、コレクションの持てる力を最大に活かすことを目的として企画されたもの。一見地味なコレクションが美術館において持つ役割についても、みなさんと一緒に考えたいと思います。

開始日2015/10/09
終了日2015/10/09
エリア東京都
時間19:00~21:00/開場18:30~
休日
その他備考受講料:2,700円(税込)
開催場所青山ブックセンター本店・大教室
アクセス東京都渋谷区神宮前5-53-67
コスモス青山B2F
青山ブックセンター本店内
電話:03-5485-5513
メール:culture@boc.bookoff.co.jp