No Museum, No Life? − これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会 Art-Museum Encyclopedia to come from the Collections of the National Museums of Art

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トーマス・シュトゥルート《ルーヴル美術館4、パリ 1989》1989年、
タイプCプリント、138.0×177.0cm、京都国立近代美術館  ⓒThomas Struth

今回の企画展はある芸術家を観るのでも、あるテーマに基づいて集められた作品を観るのでもなく、美術館そのものを観る展覧会です。

展覧会に足しげく行かれる方でも、その展示にいたるまでのプロセスや舞台裏はほとんどわからないでしょう。しかしその過程こそが美術館の大きな役割や機能であり、わたしたちが通常見ているのは、美術館の活動のホンの一部にすぎません。

本展では、美術館の活動を36のキーワードにそって紹介していきます。その36のキーワードを表すために展示されているのは、日本の芸術財産といえる国立美術館5館**1による収蔵品、合計40,000点以上の中から選ばれた約170点です。AからZまで巡る一つの事典のようになっている会場構成も秀逸です。

**1 国立美術館5館:東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館、国立新美術館

会場から出られたら、コレクション展へまわることをおすすめします。今ご覧になった美術館の活動の結果がそこにあります。

コレクション展:
「事物─1970年代の日本の写真と美術を考えるキーワード」(2Fギャラリー4)
所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)

マルセル・デュシャン《泉》1917年(1964年、シュヴァルツ版 ed. 6/8)、
小便器(磁器)・手を加えたレディメイド、36.0×48.0×61.0cm、京都国立近代美術館
ⓒSuccession Marcel Duchamp / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2015 E1582

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(以下美術館ホームページより)

<みどころ>

■美術館そのものをテーマにAからZまでの36個のキーワードを事典風に構成
本展は、「美術館」そのものをテーマとしています。美術館の構造や機能から着想を得たAからZまでの36個のキーワードに基づいて展覧会を構成し、これらのキーワードに沿って、事典を思わせる空間構成の中で、紀元前から現代、西洋から東洋までの幅広い時代と地域の作品約170点を厳選して紹介します。そして作品と同時に、美術館の活動に関わる資料も織り込んで展示します。

■国立美術館5館のコレクションから約170点を展示
本展は、国立美術館5館の合同展です。独立行政法人国立美術館は、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館、国立新美術館の5館で構成され、2001年4月に発足して今年で15年目を迎えました。これら5館が協力して行うこのたびの展覧会は、2010年の「陰翳礼讃」展(国立新美術館)に続き2度目の開催となるものです。実に幅広い5館のコレクションから、ルノワールやロダンなどの作品はもちろん、私たちの常識に鋭く問いをつきつけるような現代の作品もご紹介します。

■まるで美術館をテーマにした巨大な事典の中を歩くような展示空間
展覧会場に足を踏み入れると、さながら美術館をテーマとした巨大な事典の中を歩くような体験をすることができるでしょう。会場構成はトラフ建築設計事務所、グラフィック・デザインは建築設計事務所アトリエ・ワンに在籍したこともあるデザイナーneucitora 刈谷悠三さんによるものです。いっぷう変わった空間のなかで作品を鑑賞するだけでなく、美術館がもっと身近に感じられるような気づきに満ちた展覧会となることをお約束します。

森村泰昌《フェルメール研究(3人の位置)》2005年、カラー写真、44.5×76.0cm、
国立国際美術館  ⓒMorimura Yasumasa

<展覧会について>

まるで事典をひもとくように36個のキーワード**2に沿って作品を紹介していきます。作品は国立美術館5館のコレクションから厳選した様々な時代や分野の約170点を展示。そのほか美術館にまつわる資料や備品も展示し、これまでとは一味違った趣向で楽しんでいただける構成です。

例えばAのキーワードの一つは「Artist」【アーティスト】。ここではアンリ・ルソーの絵画や森村泰昌の写真作品など、古今東西の作家のイメージを紹介します。またBのキーワードには「Beholder」【観者(かんじゃ)】が挙げられています。ここではルーヴル美術館で作品を見る人々の姿を捉えたトーマス・シュトゥルートの写真作品などを展示します。

岸田劉生《麗子肖像(麗子五歳之像)》1918年、油彩・キャンバス、45.3×38.0cm、
東京国立近代美術館

<イベント>

* 詳細、および最新情報につきましては美術館ホームページをご覧ください。

■ギャラリートーク
桝田倫広(東京国立近代美術館研究員・本展企画者)、新藤淳(国立西洋美術館研究員・本展企画者)
2015 年6 月26 日(金) 18:00-19:30 −終了しました
2015 年7 月11 日(土) 14:00-15:30
2015 年8 月28 日(金) 18:00-19:30
場所:1階企画展ギャラリー
*申込不要、要観覧券

オーギュスト・ロダン《考える人》1880年、ブロンズ、71.5×45.0×60.0cm、
国立西洋美術館 松方コレクション  Photo:上野則宏

■MOMATサマーフェス
2015 年7月31 日(金)~  2015年8月2日(日)の3日間

7月31日から8月2日までの真夏の3日間、東京国立近代美術館では「MOMATサマーフェス」を開催します。美術館の前庭を舞台に、金曜・土曜は夜遅くまで&日曜は朝早くから、「No Museum, No Life?―これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会」に関連した野外シネマ上映やシンポジウム、体操などのイベントを開催します。フードやドリンクの屋台も登場し、夏祭り気分を盛り上げます。いつもとは一味違う美術館を体感いただける3日間です。

DAY1 – 7.31(Fri.)  開館時間 10:00-22:00
Event: 真夏の夜の野外シネマ!
詳細はこちら

DAY 2 – 8.1(Sat.)  開館時間 10:00-22:00
Event: 灼熱のシンポジウム!
詳細はこちら

DAY3 – 8.2(Sun.)  開館時間 8:00-17:00
Event: 所蔵作品展無料観覧日、おはよう! びじゅつ体操、ヤードセール、託児サービスなど!
詳細はこちら

* 詳細、および最新情報につきましては美術館ホームページをご覧ください。

ダン・フレイヴィン《無題(親愛なるマーゴ)》1986年、黄色蛍光灯、ピンク蛍光灯、244.0×41.0 x 20.5cm、国立国際美術館、ⓒStephen Flavin / ARS, New York / JASPAR, Tokyo E1582

**2 A to Z 36のキーワード:
Architecture 【建築】
Archive 【アーカイヴ】
Artist 【アーティスト】
Art Museum 【美術館】
Beholder 【観者】
Catalogue 【カタログ】
Collection 【収集】
Conservation 【保存修復】
Curation 【キュレーション】
Discussion 【議論】
Earthquake 【地震】
Education 【教育】
Event 【イベント】
Exhibition 【展示】
Frame 【額/枠】
Guard 【保護/警備】
Handling 【取り扱い】
Hanging 【吊ること】
Haptic 【触覚的】
Internet 【インターネット】
Journalism 【ジャーナリズム】
Light 【光/照明】
Money 【お金】
Naked/Nude 【裸体/ヌード】
Original 【オリジナル】
Plinth 【台座】
Provenance 【来歴】
Record 【記録】
Research 【調査/研究】
Storage 【収蔵庫】
Tear 【裂け目】
Temperature 【温度】
Wrap 【梱包】
X-ray 【エックス線】
You 【あなた】
Zero 【ゼロ】

アンリ・ルソー《第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神》
1905-06年、油彩・キャンバス、175.0×118.0cm、東京国立近代美術館

美術館ホームページより)

開始日2015/06/16
終了日2015/09/13
エリア東京都
時間10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00) ※ 入館は閉館30分前まで
休日月曜日(ただし7 月20 日は開館)、7月21日(火)
その他備考■観覧料:
一般1000(800)円
大学生500(400)円
※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
※高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。
※それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。
本展の観覧料で入館当日に限り、「事物─1970年代の日本の写真と美術を考えるキーワード」(2Fギャラリー4)、所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)もご覧いただけます。
■写真撮影に関して:
一部撮影禁止マークのある作品以外は撮影可能(フラッシュ・三脚使用・接写・動画は禁止)です。
■ミュージアムスコープ(単眼鏡)無料体験のご案内
会期中(6/16-9/13)に限り、ミュージアムスコープ(単眼鏡)無料体験を行っています。ぜひこの機会にご利用ください。詳しくはホームページをご覧ください。
開催場所東京国立近代美術館 企画展ギャラリー
アクセス〒102-8322 千代田区北の丸公園3-1
東京メトロ東西線竹橋駅 1b出口より徒歩3分