大﨑のぶゆき個展 Reparatur-Trace Trip, Time capsule

YUKA TSURUNO2

大﨑のぶゆき個展「Reparatur-Trace Trip,Time capsule 」
YUKA TSURUNO GALLERY展示風景   2015年
撮影:加藤健 /© Nobuyuki OSAKI

大﨑のぶゆきは、自身を取り巻く世界や認識への興味から「リアリティの不確かさ」について表現することを探求し、様々な方法を用いて絵画、インスタレーション、写真、立体など展開してきました。近年発表された、絵画が溶け消失していく「The world」や壁紙のイメージが流れ出し色面で覆われていく「dimension wall」などの映像作品では、実際に描かれたイメージが消失する過程をメタファーに、絵画における虚構性や自身の社会に対するリアリティについて問いかけ、現代社会における私たちを取り巻く「不確かさ」の感覚を視覚化しています。また、エンドレスリピートで再生と解体を繰り返す映像は、世界のありかたと可能性についても想起させます。

展示について
本展では、映像、絵画、ドローイング、写真、それらに関連するモノなどから構成されるシリーズ「Trace Trip」の新作を発表いたします。2013年から京都やハンブルグで発表している「Trace Trip」のシリーズは、友人へのインタビューやアルバム写真などを元に、現地を訪れたり、webから情報やイメージを引用しつつ他者の記憶や過去を「トレース」する方法で制作されています。本展では、今回のモチーフとなった友人(H・K)の記憶や記録をめぐり、日本各地を訪れて取材を行いました。その過程で大﨑は、記憶のあいまいさや不確かさなどから生まれる齟齬や差異、過去から現在という時間軸の中で変化した現実などを発見し、友人の記憶や記録という個人史と実際の現実とのズレや変化を作家の視点で補完し、想像しながら再構築する新たな物語として提示しています。作品制作の上で基軸となったインタビューを開示せず、友人の記憶と作家の想像、また鑑賞者の記憶や経験から想像をめぐらすことで生成される多重に折り重なった物語である「フィクションの連続」を通して、大﨑は「この世界の在り方」について問いかけています。

大﨑のぶゆき
1975年大阪生まれ。1998年京都市立芸術大学版画専攻卒業。2000年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(版画)修了。近年の主な展覧会に2009年「第12回文化庁メディア芸術祭」(国立新美術館、東京)、2011年「Haut. Mythos und Medium」(クンストハウス、ハンブルグ)、2012年「キュレーターからのメッセージ2012 現代絵画のいま」(兵庫県立美術館、兵庫)、「ポジション2012 この場所から見る世界」(名古屋市美術館、愛知)、2013年「VOCA展2013」(佳作賞/上野の森美術館、東京)など。また、本展会期中に東京都現代美術館で開催される「未見の星座 − つながり/発見のプラクティス−」(2015年1月24日〜3月22日)に参加いたします。

(ギャラリーホームページより)

大﨑のぶゆき個展「Reparatur-Trace Trip,Time capsule 」
YUKA TSURUNO GALLERY展示風景   2015年
撮影:加藤健 /© Nobuyuki OSAKI

開始日2015/01/10
終了日2015/02/07
エリア東京都
時間11:00 - 19:00
休日日・月・祝日休廊
その他備考無料
開催場所YUKA TSURUNO GALLERY
アクセス東京都江東区東雲 2-9-13-2F
りんかい線東雲駅より徒歩3分
Tel: 03-3520-1700
Fax: 03-3520-1779
Email: info@yukatsuruno.com