BIWAKO BIENNALE 2014 泡沫|UTAKATA

Biwako Biennale 2014 flyer

藤永覚耶 「foliage [1203]」

泡沫と消える運命は変えられずとも、消えるからこそ、 その一瞬の光芒は、一層輝きを増し、人々の心に刻み込まれる。

そんな思いで、今回の”BIWAKOビエンナーレ2014″秋の約2ヶ月間を最高のもにすべく臨みたいと思っています。

ここ近年、世界中では、地球規模の災害があとをたたず発生しています。そのほとんどが、元をただせば、人間によってもたらされたものであると、多くの人々が認識しています。人間中心の経済発展追求に偏重した世界観は、いまや地球そのものの存続すら危ぶむほどの勢いになっています。「いったい我々は、何を目指しどこに向かっているのでしょうか?」いたるところで聞かれる疑問です。

人類こそが今、泡沫と潰え去る運命にあるのでしょうか・

人類の蛮行への絶望感に苛まれながらも、もし、我々が、この地球に生かしていただく意味をどこかに見出せるのだとしたら、それは、美しいものを創造し、それに心打たれる魂がまだ在ること、にあるのではないかと、一縷の望みをつないでいます。

BIWAKOビエンナーレは、主に、江戸期に丹精籠めて建てられた建物で、展示を行います。

大量生産で生み出された現代の家々とは違い、木の1本から吟味し、建てられた家は、堂々とした風格を構え、屋内は、繊細で粋なしすらえが溢れています。襖や、欄間、その取手にいたるまで高度な伝統の技が駆使されています。西洋建築にも無論、すばらしく凝った建物が存在しますが、襖絵などは、普段の生活の中で極自然に楽しむ芸術であり、他に例を見ない日本独特の文化といえます。そうした日本の誇る伝統文化の凝縮した建物での展示は、それゆえに単なる展示ではありません。その建物が刻んできた歴史と記憶を鑑み、それに対する敬意から生まれるものです。その結果、建物そのものに新たな息が吹き込まれ、調和が生まれます。

そこに足を踏み入れたとき、人々は、深い畏敬の念に打たれるとともに、その空間のもつ美しさ、建物の有する荘厳な輝きを改めて知ることとなるでしょう。失われつつある日本人の美意識に触れ、自身も日本人として生まれた誇りを感じ取るきっかけになるかもしれません。

それは、幸福な瞬間です。

そのささやかな幸福の瞬間が、雫のように訪う人々の心に沁み入り、その後の人生のどこかでふと蘇ることを願って、はかなくも美しい”泡沫”の世界を創造したいと思います。

総合ディレクター 中田洋子

主催:NPO法人エナジーフィールド

・ 美術展 近江八幡旧市旧市街の空き町家や元造り酒屋など主に江戸期の建物を会場とし、それぞれの作家が作品展示を行います。作品により長く放置されていた空間が輝きを取り戻し蘇ります。そうした建物は、日本全国を見渡しても、すでに姿を消してしまった貴重なものであり、後世に残していくべきものです。まずは、歴史ある場所、建物ありき、作家たちは、何度も現地を訪れ、あるいは、滞在しつつ作品を制作していきます。

・ ワークショップ 主に夏休み期間中を予定。参加アーティストたちによる近江八幡市及び大津市において子どもたちとのワークショップを多数開催していきます。

・ イベント コンサートやパフォーマンス、お茶会など期間中さまざまなイベントを開催します。 「レマン湖―びわ湖 噴水プロジェクト」ジュネーブ、レマン湖に上る巨大噴水、そして大津、浜大津港にあるエレガントな噴水を用いたインスタレーションをブラジル人作家ニウラ・ベラヴィンハが行います。 また、会期期間中、タリナイナニカのパフォーマンスとともに、あわ屋によるコンサートを開催します。 その他、アートなお茶会など企画し、美術展とともに訪れる人々をもてなします。

・ 参加アーティスト   青木美歌(Mika Aoki)  淺野健一(Kenichi Asano)  アネット / レスリー(Annette / Leslie)   あわ屋(Awaya)  アンテナ(Antenna)  池原悠太(Yuta Ikehara)  石川雷太(Raita Ishikawa)   市川平(Taira Ichikawa)  井上剛(Tsuyoshi Inoue)  井原季子(Tokiko Ihara)   上野雄次(Yuji Ueno)  臼木英之(Hideyuki Usuki)  うらゆかり(Yukari Ura)   スワティ・ヴィジャイ(Swathi Vijay)  園三(ENZO)  オージック(AUJIK)  太田通(Toru Ota)  か 狩野智宏(Tomohiro Kano)  河合晋平(Shimpei Kawai)  川内倫子 + ノーマ・ティー・ディー(Rinko Kawauchi+NOMA t.d)  パオラ・ニュシカ・キリシ(Paola Niuska Quilici)  パンチョ・キリシ(Pancho Quilici)  草木義博(Yoshihiro Kusaki)   熊瀬紀子(Noriko Kumase)  バルバラ・クリメッラ (Barbara Crimella)  黒田アキ(Aki Kuroda)   小篠弘子「コシノヒロコ」(Hiroko Koshino)  児玉真人(Masato Kodama)   サークルサイド(Circle Side)  齊藤江湖(Koko Saito)  柵瀨 茉莉子(Mariko Sakurai) 新村卓之(Takuji Shimmura)  曽和治好(Haruyoshi Sowa)  高橋祥行(Yoshiyuki Takahashi)  田中太賀志(Takashi Tanaka)  田中哲也(Tetsuya Tanaka)  田中 誠人(Masato Tanaka)  田辺磨由子(Mayuko Tanabe)  田根剛(Tsuyoshi Tane)  タリナイナニカ(Tarinainanika)  遠山伸吾(Shingo Toyama)  徳常広明(Hiroaki Tokutsune) 中沢知枝(Tomoe Nakazawa)  西山武志(Takeshi Nishiyama)  野田幸江(Sachie Noda)  野田拓真+野田藍子(Takuma Noda+Aiko Noda)長谷川早由(Sayu Hasegawa)  羽太広海・羽太祐子(Hiromi Habuto・Yuko Habuto)  リッカルド・ピロバーノ(Riccardo Piovano)  エイコン・ヒビノ(Acoon Hibino)  平垣内悠人(Yuto Hirakakiuchi)  藤井誠治(Seiji Fujii) 藤居典子(Noriko Fujii)  藤田マサヒロ(Masahiro Fujita)  藤永覚耶(Kakuya Fujinaga)  藤原昌樹(Masaki Fujiwara)  藤原弘朗(Koro Fujiwara)  マルタ・フマガッリ(Marta Fumagalli)  ニウラ・べラヴィンハ(Niura Bellavinha)  トマ・ペロダン(‘Thomas Perrodin)ピーター J マクミラン(Peter J Macmillan)  三木サチコ(Sachiko Miki)  水野哲雄(Tetsuo Mizuno)  村井賢治(Kenji Murai)  ガブリエラ・モラウェッツ(Gabriela Morawetz)八木玲子(Reiko Yagi)  「大顔Z」~ 山田浩之×坂口未来(Hiroyuki Yamada × Miku Sakaguchi)ドーナ・リン(Douna Lim)度會保浩(Yasuhiro Watarai)

BIWAKO BIENNALE 2014 ホームページより)

開始日2014/9/13
終了日2014/11/09
エリア滋賀県
時間10:00-17:00
休日木曜日 (11月6日は通常営業)
その他備考BB パスポート:
大人 ¥2,000/大学・専門・高校生 ¥1,500
・中学生以下無料
・会期中有効。1会場1回限り
・八幡山山頂の会場へは八幡山ロープウェー代金、瑞龍寺(展示会場)では拝観料が、別途必要となります。BBパスポート提示で割引特典が受けられます。
開催場所近江八幡市旧市街
アクセスJR近江八幡駅へはJR京都より約34分。JR名古屋より約65分。近江八幡駅北口近江鉄道バス6番乗場「長命寺・国民休暇村」行き「大杉町下車」(乗車時間約7分)。 http://energyfield.org/biwakobiennale/page/access-page