限界芸術百選プロジェクト 田中みずき銭湯ペンキ絵 展

田中みずき銭湯ペンキ絵展2014年07月27日23時14分46•b

「ペンキ絵」という職人技を、限界芸術のひとつとして紹介。日本に3名となったペンキ絵師が、松代の名所を描きます。

もうもうと湯気が立ち込める湯船から見上げた富士山。誰もが一度は見たことがある、この「銭湯ペンキ絵」を描いているのが、田中みずきさんです。先ごろ約9年の修行を経て独立し、現在国内外で精力的に活動しています。銭湯ペンキ絵の特徴は、定型化された絵図。富士山はもちろん、青い空、海に浮かぶ島、松の木などは必ずと言っていいほど描かれています。その「型」をベースに、東京スカイツリーや松島、厳島といった記号を盛り込んでいく。多くのアーティストが自己表現に熱を入れているのとは対照的に、田中さんはあくまでも「型」の踏襲に心を砕いているのです。

「どこにでもあって、どこにもない日本の自然」。かつて美術評論家の石子順造が指摘したように、銭湯ペンキ絵の主題が「実在としての自然」というより「イメージとしての自然」だとすれば、そこには私たちの願望が投影されていると同時に、私たち自身がそれらによって生かされているとも言えるでしょう。銭湯ペンキ絵とは、まさしく生活と芸術が重なりあう限界芸術の地平にあるのです。

今回、田中さんは、まつだい「農舞台」周辺を訪ね歩いて得た見聞をもとに、ギャラリーの大きな壁面いっぱいにペンキ絵を描きます。いったいどんな「自然」が現れるのか、ご期待ください。(キュレーション・美術評論家 福住廉)

田中みずき
1983年、大阪生まれ。幼少期から東京で育つ。明治学院大学にて美術史を学ぶ中、卒業論文で銭湯のペンキ絵について調べたことをきっかけに、銭 湯ペンキ絵を制作する絵師の下に弟子入り。9年の修行を経て、昨年から一人で制作を始める。現在、現代美術のレビュー・情報サイト『カロンズネッ ト』の編集長を務めつつ、各地でペンキ絵制作を行っている。

「ペンキ絵ライブ・ペインティング」8月17日(日)13:00~

来場者から聞いた松代の名所をその場で壁面に書き込みます!
ペンキ絵師の職人技をご覧ください。

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里山の限界芸術サークル 
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(越後妻有大地の芸術祭の里ホームページより)

開始日2014/07/19
終了日2014/10/26
エリア新潟県
時間10:00〜17:00
休日水曜日 ※ただし8月13日(水)は開館
その他備考大人600円 小中学生300円 (まつだい郷土資料館との共通入館券)
*2014年8月1日〜31日は「越後妻有2014夏作品鑑賞パスポート」提示で1回のみ入場無料
開催場所まつだい農舞台ギャラリー
アクセスまつだい「農舞台」
十日町市松代3743-1
北越急行ほくほく線まつだい駅から徒歩3分
お問い合わせ
「大地の芸術祭の里」総合案内所
TEL 025-761-7767