レアンドロ・エルリッヒ ー ありきたりの?

201405 kanazawa leandro pool

《スイミング・プール》 2004
© Leandro Erlich Studio
photo: NAKAMICHI Atsushi / Nacása & Partners

金沢21世紀美術館で最も親しまれている作品《スイミング・プール》、作者の日本初個展

レアンドロ・エルリッヒ(1973年ブエノスアイレス/アルゼンチン生まれ、モンテビデオ/ウルグアイ在住)は、金沢21世紀美術館にとって特別なアーティストのひとりです。「レアンドロのプール」の愛称で多くの人々に親しまれている作品《スイミング・プール》は、妹島和世+西沢立衛/SANAAの設計したこの美術館において、ひときわ大きな役割を果たしてきました。90年代はじめから湧き出るように出現した多様な表現の中で、誰もが共有できる物や事を通して現実の認識に変容をもたらす作風は、現在まで続く現代美術の特徴のひとつとして指摘することができます。《スイミング・プール》は「プール」というありきたりのものを未知で新しい要素と組み合わせて非日常化してしまうことで、見る側の問題意識を誘発している作品です。日常の中に大胆に介入して、常識的な見方でそのものの存在に反応してしまう私たちの姿を見事に映し出し、同時に親しみやすさや気軽さによって、人々が作品に向き合ったときに創造力を惜しみなく発揮して、全身で受け止めることが身につくように促してくれています。現代美術が以前にも増して人々に愛されていることに大きく寄与しているのは間違いありません。本展は《スイミング・プール》の他に最新作を含む12点を紹介する、日本で初めての個展となります。またそれが開館10周年を迎える2014年の記念の年に開催できることは大きな喜びです。つねに外に向かってひらかれている、交感の場を提案するエルリッヒの作品世界を、ぜひお楽しみください。 (本展キュレーター 黒澤浩美)

© Kornilov

<関連プログラム>

※ 都合により、イベントの内容を変更する 場合があります。 最新情報は美術館ウェブサイトにてご確認ください。

▶ アーティスト・トーク

[日時] 5月3日(土・祝)14:00~16:00 ※逐次通訳付、要事前申込
[場所] 金沢21世紀美術館レクチャーホール
[定員] 80名(申込多数の場合は抽選)
[締切] 2014年4月20日(日)※当日消印有効
[申込] 往復はがきに「レアンドロ・エルリッヒ、トーク希望」とご記入のうえ、以下の宛先にお申し込みください。結果は4月25日頃までに返信をもってお知らせします。
〒920-8509 石川県金沢市広坂1丁目2番1号 金沢21世紀美術館 学芸課

▶ 子どものためのプログラム

ギャラリーツアー for キッズ「ここは、どこ?」

[日時] 6月21日(土)13:00~14:30
[対象] 小学生(親子での参加可)
[定員] 先着15名
[参加費] 300円(材料費)、当日の本展観覧券
[申込] 6/1より受付開始 TEL 076-220-2801(※月曜をのぞく9:30~18:00)

▶ ギャラリーツアー for ファミリー

[日時] 6月17日(火)、7月1日(火)11:00~12:00
[対象] 未就学児とその保護者
[定員] 各回先着10組
[参加費] 無料(ただし当日の本展観覧券が必要)
[申込] 6/1より受付開始 TEL 076-220-2801(※月曜をのぞく9:30~18:00)

▶ 作ろう!ワークショップ

「右?左?  ふえた?きえた?」

[日時] 8月21日(木)13:00~15:30
[対象] 小学3年生~6年生
[定員] 先着15名
[参加費] 500円(材料費)、当日の本展観覧券
[申込] 8/1より受付開始 TEL 076-220-2801(※月曜をのぞく9:30~18:00)

※ 都合により、イベントの内容を変更する 場合があります。 最新情報は美術館ウェブサイトにてご確認ください。

《エレベーター・ピッチ》 2005/2014
courtesy of Sean Kelly Gallery
© Ignacio Iasparra

定期的に開閉するエレベーターのドア。見知らぬ者同士が閉じ込められる空間の様子を、劇場的に観察する映像インスタレーション作品。

《階段》 2005/2014

階段の吹き抜けが90度回転して床置きされた作品。仕切られた部屋を出入りする人々と、既知の階段の機能についての認識に混乱を招く。

《住宅Ⅰ》 2004
Courtesy of Leandro Erlich Studio

巨大な屋外インスタレーション作品を元にした写真作品。住宅のファサード(建物の正面)に人がぶら下がったり、窓枠から逆さに落ちそうになったりしている。実際にはファサードは地面に置かれ、斜めに立ち上がった鏡に映った像を撮影したもの。

《エレベーターの迷路》 2011
courtesy of Sean Kelly Gallery
and Art Front Gallery
© Leandro Erlich Studio

6つのエレベーターがつながるインスタレーション作品。壁の一部が鏡で仕切られているために、実像と鏡像が混じり合い、視覚と認識の混乱を招く。

(美術館ホームページより)

開始日2014/05/03
終了日2014/08/31
エリア石川県
時間10:00-18:00(金・土は20時まで、入場は閉館の30分前まで)
休日毎週月曜日(ただし、5月5日、7月21日、8月11日は開場)、5月7日、7月22日
その他備考一般1,000円(800円) / 大学生800円(600円) / 小中高生400円(300円)/ 65歳以上の方800円
※( )内は団体料金(20名以上)及び前売りチケット料金
前売りチケット: チケットぴあ
(TEL 0570-02-9999 / Pコード:766-138)
ローソンチケット
(TEL 0570-000-777 / Lコード:57642)
販売期間:8月31日まで
開催場所金沢21世紀美術館
展示室7-12、14
アクセス〒920-8509 金沢市広坂1-2-1
TEL 076-220-2814 FAX 076-220-2802