里山の限界芸術 vol.4 せっぷくぴすとるず「野良着で逆襲」展

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今もっとも格好良い男たち。それは間違いなく切腹ピストルズです。「日本を江戸にせよ!」を合言葉に、野良着で暮らしながら、和楽器による演奏を全国各地で繰り広げています。その出で立ちはもちろん、太鼓や三味線、篠笛、鉦による音色と律動、そして身ぶりと佇まいは、他に類例を見ないほど、圧倒的に美しい。

切腹ピストルズが対峙しているのは、現代社会および私たち一人ひとりの精神に巣食う「近代」です。明治期に西洋社会から輸入された「近代」が日本社会に繁栄をもたらしたことは疑いありません。しかし同時に、「近代」が置き去りにしてしまった大切なものがあることも否定できない事実です。とりわけあの震災以後、私たちは近代社会の功罪について根底から再考することを余儀なくされました。私たちはいったいどこへ向かえばよいのか。もちろん、「江戸」です。

とはいえ切腹ピストルズの「江戸」は、たんなる和風好みの懐古趣味ではありません。それは、私たちが到達すべき明確な目標です。そのためには「江戸」を想像するだけでなく、「江戸」を生きることから始めよう。野良着や演奏、落語、雪駄、寺子屋などは、江戸を生きるための技術=芸術なのです。

本展では、切腹ピストルズによる野良着の数々をご紹介します。いずれも古い野良着を改良して彼らが着こなしている格好良いものばかり。あわせて「農舞台」近辺の集落を訪ね歩き、演奏をとおして集落の方々と交流を図ります。

今夏、「江戸」と「里山」が出会います。いったいどんなことが始まるのでしょうか。ご期待ください!

キュレーション・福住廉(美術評論家)

会期中のイベント

特別企画その壱「寺子屋:切腹ピストルズ×福住廉」

日時:8月15日(木)13:30〜

場所:まつだい「農舞台」ギャラリー

料金:おとな600円、こども300円(展覧会入場料を含む・夏の作品鑑賞パスポートをご持参の方は1回目は無料、2回目以降は半額)

なぜ切腹ピストルズは野良着を着ているのか? どうして雪駄は伝統工芸から外されたのか? そして日本を江戸化する戦略とは? 本展の狙いと今後の展望について、切腹ピストルズのみなさんとキュレーターの福住廉さんが語り尽くします。

特別企画その弐「落語と講談:切腹ピストルズ田辺銀冶」

日時:8月16日(金)13:30〜

場所:まつだい「農舞台」ギャラリー

料金:おとな600円、こども300円(展覧会入場料を含む・夏の作品鑑賞パスポートをご持参の方は1回目は無料、2回目以降は半額)

全国各地で好評を博してきた「チンピラ落語」が帰ってきます! 切腹ピストルズのみなさんが披露する古典落語は、いずれも味わい深いものばかり。しかも、今回は新進気鋭の女流講談師・田辺銀冶さんも参戦。江戸の話芸をお見逃しなく!

特別企画その参「演奏と練り歩き」

日時:8月17日(土)、9月8日(日)、9月22日(日)、10月6日(日)、10月20日(日)

場所:まつだい「農舞台」周辺の集落

松代の方々と交流を図るために、切腹ピストルズが集落を訪ねます。太鼓と三味線、篠笛、鉦による演奏をお楽しみください。詳細が決まり次第、「大地の芸術祭の里」公式サイトで随時ご案内いたします。

「大地の芸術祭の里」公式サイト

http://www.echigo-tsumari.jp

「里山の限界芸術サークル」FB

www/facebook/com/satoyamaogenkaigeijutsu

開始日2013/07/20
終了日2013/10/20
エリア新潟県
時間10:00-17:00
休日水曜休館(祝日の場合は翌日休館)
その他備考大人600円 小中学生300円 (まつだい郷土資料館との共通入館券)
(2013年7月20日(土)〜9月1日(日)は、「夏の作品鑑賞パスポート」で1回のみ鑑賞可)
開催場所まつだい雪国農耕文化村センター(まつだい「農舞台」)
〒942-1526 新潟県十日町市松代3743-1 Tel:025-595-6180 Fax:025-595-6181
アクセスほくほく線まつだい駅直結
http://www.echigo-tsumari.jp/facility/nohbutai/