川俣正 TOKYO IN PROGRESS – 隅田川からの眺め

kawamata 201310

<東京インピログレスとは>

「東京インプログレス」はワークショップ、トーク、共同制作などの活動を通じて世界的なメトロポリス都市・東京を再考するプロジェクトです。

多様な人々が集い、共に作業を行い、その場に時間と空間の経験が集約される中に、「東京」という都市の新しい可能性が見いだされ、展開されることを意図しています。平成22年(2010年)にスタートし、東京の水辺を定点観測する拠点として、3つの物見代 –汐入タワー(荒川区)・佃テラス(中央区)・豊洲ドーム(江東区)- を完成させました。これらの場所から見える現在の東京の風景はわたしたちに何を物語るのでしょうか。

それぞれの観測点から現在の東京を眺めてみてください。

<ステイトメント>

東京に新たなシンボルが現れている。

2011年に完成する新電波塔「東京スカイツリー」は第2の東京タワー、新しい情報発信源、そして都市の新名所として注目され、隅田川河岸に新たな景観をつくりだしている。

戦後60年一気呵成に経済成長を遂げて来た東京は、人、物、情報を膨大に取り込むことで物質的な豊かさを獲得し、都市の表情をめまぐるしく変貌させてきた。

しかし、永遠とも謳われた経済成長も幻影と化し、新たな方向性を模索するときとなっている。

この時期にスカイツリーが建設されるのはその意味でも象徴的である。新たに立ち上がるファロス(塔)の図像は何を象徴するのだろうか。

世界における東京は変化している。

幾重の変化にさらされる時流の中で今「東京」について改めて考えてみたい。

2010年6月

川俣正

主催:  東京都 / 東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
一般社団法人CIAN

後援:  荒川区 / 荒川区教育委員会 / リバーパーク汐入町会 / 中央区 / 江東区

<汐入タワー>

隅田川河岸に佇む「汐入タワー」。建設にあたっては、地域住民との協働のもと上棟イベントやワークショップなども行いました。展望台へと続く螺旋状のゆるやかなスロープを登り終えると、そこにはスカイツリーが現れます。ここではゆるやかに流れる隅田川を眺めながら、刻々と変化する東京の街並みを概観できます。

竣工|2011年3月20日
公開時間 夏期[4月-9月]|9:00-17:00
公開時間 冬期[10月-3月]|9:00-16:00

都立汐入公園 水神大橋そば 荒川区南千住8丁目

JR常磐線・東京メトロ日比谷線・つくばエクスプレス「南千住」駅下車 徒歩20分

東武伊勢崎線「鐘ヶ淵」駅下車 徒歩10分

<佃テラス>

「佃テラス」は木々の間をすり抜け、迂回するような形で建てられました。ぐるりと伸びたスロープを登り、角を曲がる度に、視界は徐々に地上を離れていきます。テラスは公園を行き交う人々の新たな休息の場となりました。展望台からは日常と少しだけ違う視点で、隅田川の水面とその先にそびえ立つスカイツリーの景観を楽しめます。

竣工|2012年3月20日
公開時間|終日開放

中央区立石川島公園パリ広場 中央区佃2-1-2
都営地下鉄大江戸線、東京メトロ有楽町線「月島」駅下車 徒歩10分

<豊洲ドーム>

公園の芝生から突如突き出たように建つ「豊洲ドーム」。急速に開発の進む隅田川の河口付近に位置し、約20トンの東京の木造家屋廃材を集めて建設されました。ドーム内部には、重なりあった廃材の隙間から光が差し込み、風が通り抜けます。外を覗けば、たゆたう隅田川河口の水景と、対岸の高層ビル群が並ぶ東京の街並みを眺望できます。

竣工|2012年10月27日
公開時間|終日開放

都立春海橋公園 江東区豊洲2-3
ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線、東京メトロ有楽町線「豊洲」駅下車 徒歩7分

(公式サイトより)

http://www.interlocalization.net/tokyoinprogress-news/?p=387

http://www.interlocalization.net/tokyoinprogress/

開始日
終了日2013/11/04
エリア東京都
時間上記
休日なし
その他備考
開催場所上記
アクセスhttp://www.interlocalization.net/tokyoinprogress/#accessShio