津田 直写真展:Storm Last Night/Earth Rain House

tsuda nao canon 2012

本展では写真家・津田 直が近年訪れているヨーロッパ最西端の地域で撮影された二つのシリーズより作品を発表致します。2009年より風景が信仰の対象だった古代の土地を求め、大西洋に浮かぶ島嶼への旅は始まりました。
「Storm Last Night」シリーズでは、6×17センチというパノラマフォーマットで撮影され、アイルランドを舞台にディングル半島からアラン諸島、実在した女海賊が 暮らしていたというクレア島、ドネゴール地方を中心にフィールドワークが続きました。日々、「古代人は何を思想したか」という問いを胸に抱きながら、古代 遺跡の中を歩き回り、キリスト教以前の世界の原点を渡り歩きました。
続けて2012 年から制作された新作「Earth Rain House」シリーズでは、スコットランド北方に浮かぶオークニー諸島、シェトランド諸島、アウター・ヘブリディーズ諸島と呼ばれるアウターアイランズを 巡りました。そして先住民族の残した聖跡を経て、無文字文化に生きた人々が築いた住居跡や嵐の過ぎ去った後に偶然発見されたという家々、人間がかつて暮ら した島々へと辿り着きました。
そこでの光景を津田は、「まるで人類の記憶の深奥を垣間見ているようだった。そして僕らは今でも遙か5000年という時空を超え、旅立つことができるのだ」と語っています。

アーティストトーク:

フィールドワークを続ける写真家・津田 直氏が詩人の管 啓次郎氏をゲストに迎え、制作時のエピソードなどを対談致します。

日時  2012年9月8日(土)13時30分~15時

定員 150名、入場 無料

お申し込み

お申し込みフォームへ:別ウィンドウが開きます※ 2012年9月6日(木)締

 

ゲストプロフィール

管 啓次郎(すが・けいじろう)
1958年生まれ。詩人、比較文学者、明治大学ディジタルコンテンツ系教授。主な著書に『コロンブスの 犬』『狼が連れだって走る月』(いずれも河出文庫)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞受賞)、詩集『Agend’Ars』1~3(左右社)な ど。画家の佐々木愛との共同 プロジェクトとして、歩くことを主題とした連作をモエレ沼公園ギャラリー(札幌)、タカイシイ・ギャラリー京都などで展示してきた。

 

津田 直(つだ・なお) プロフィール

1976年神戸生まれ。
ファインダーを通じて古代より綿々とつづく人と自然との関わりを翻訳しつづけている写真家。
2001年より国内外で多数の展覧会を中心に活動。その静謐な作品への評価は、年を追うごとに国内外で高まり、近年ではニューヨーク、パリ、フランクフルトでも展覧会を開催。
国内では資生堂ギャラリーで開催した個展が話題となった。
2010年、芸術選奨文部科学大臣新人賞(美術部門)受賞。

作品集に『漕』(主水書房 2007年)、『SMOKE LINE』(赤々舎 2008年)、『近づく Coming Closer』(AKAAKA+ hiromiyoshii 2009年)、『Storm Last Night』(赤々舎 2010年)などがある。

開始日2012/08/25
終了日2012/09/25
エリア東京都
時間10時~17時30分
休日日曜、祝日
その他備考
開催場所キャノンギャラリーS
東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー 1F
TEL: 03-6719-9021
アクセスJR品川駅改札(2階)から港南口方面に出て、そのまま右折。品川グランドコモンズのスカイウェイ(2階)を約300m直進し、最奥から2番目のビルです。(徒歩約8分)
* 京浜急行品川駅より徒歩約10分。
http://sp.chizumaru.com/dbh/canon/detailmap.aspx?bid=301&account=canon