野田裕示 絵画のかたち/絵画の姿

ピクチャ 4

野田裕示(のだ・ひろじ/1952年 和歌山県生まれ)は、多摩美術大学を卒業した翌1977年には、南画廊の最年少作家として個展が開催されるなど、早くから才能を認められた画家です。しか し、80年代初頭より絵画の新しい可能性を求め、様々な模索を始めました。本展は、以来30年に及ぶ画家の取り組みを、進化を重ねる中で生まれてきた約 140点の作品によって概観し、その試みが、日本のアートシーンの中でどのような成果をもたらしたのかを検証するものです。

野田の絵画の本質を問う作業は、一種のレリーフ作品ともいえる箱状の造形によって始まりました。続く80年代半ばにはそれが発展し、支持体を袋状に覆う独 自の絵画スタイルが登場します。さらに90年代は、カンヴァスを縫い合わせ、折り返し重ねる手法によって深化が図られますが、2000年を迎える頃には、 下地は徐々に平滑になり、独特の形象が自在に描かれる画面へと変貌していきました。そして近年の、特定のテーマによる連作や、組み合わせを意識した作品 は、展示の有り様ようを重視する傾向へと進んでいます。

野田は、これまでも活発に発表活動を行ってきた作家の一人ではありますが、その初期から現在までを見通す機会はほとんどありませんでした。作家が自身の造 形思考をどのように深め、作品化してきたかを確認することは待望されたものであり、さらにこの展観が、一人の優れた作家の足跡を辿ることに留まらず、今後 の絵画の行く末に思いを馳せる機会となることを願うものです。

(国立新美術館HPより)

アーティスト・トーク、講演会

(1)1月21日(土) 「自作を語る」 野田裕示  =終了=
(2)2月4日(土) 「南画廊と野田裕示」
林 牧人(森美術館 管理運営グループ ファシリティー・マネージャー)
(3)3月2日(金) 対談:野田裕示×福永 治(当館副館長・当展企画者)
(4)3月17日(土)「美術批評と野田裕示」
三田晴夫(美術ジャーナリスト)
※時間:(1)(2)(4)は14:00–15:30 (3)は18:30–19:30 / 会場:国立新美術館3階講堂 / 定員:250名(先着順)
聴講無料ですが、本展観覧券(半券可)の提示が必要です。

ワークショップ

2月18日(土) 講師:富田菜摘(現代美術家)、野田裕示
3月24日(土) 講師:開発好明(現代美術家)、野田裕示

参加には事前に申し込みが必要です。
各イヴェントの日時や内容は変更される場合があります。詳細やその他関連イヴェント等最新の情報については、当館のホームページをご覧ください。

開始日2012/01/18
終了日2012/04/02
エリア東京都
時間10:00から18:00まで
※金曜日は20:00、3月24日(土)は「六本木アートナイト2012」開催にともない22:00まで開館
※入場は閉館の30分前まで。
休日毎週火曜日休館
※ただし3月20日(火)は開館、翌21日(水)は休館
その他備考1,000円(一般)、500円(大学生)
3月24日(土)は「六本木アートナイト2012」開催にともない入場無料
開催場所国立新美術館 企画展示室2E
アクセス東京都港区六本木7-22-2
http://www.nact.jp/information/access.html